JABA東京スポニチ大会とは16チームが4チーム4ブロックに分かれ、総当たりで試合を行い、そのブロック1位のチームが決勝トーナメントで戦う大会です。そこで優勝したチームは社会人野球日本選手権大会の出場権を手にすることができます。
東芝の先発は今秋ドラフト候補の岡野(聖光学院高―青山学院大)。まずは初回を7球で三者凡退に抑えると、2回も4番笹川、5番山内を打ち取り、6番村田には145キロを計測。最後はフォークで空振り三振を奪います。
ドラフト候補対決
— きゅーいち (@kyuichi46) 2018年3月11日
岡野(東芝)vs笹川(東京ガス) pic.twitter.com/PFnK1YC6HI
東京ガスの先発はこちらもドラフト候補の臼井(光明相模原高―中央学院大)。小柄ながらキレのあるストレートが武器の右腕です。2回2アウトから6番福山、7番堀米が連続ヒットでピンチを作りますが、8番柴原にはストレートで空振り三振を奪いピンチを脱します。
3回岡野も1アウト2塁のピンチを背負いますが、9番小林、1番石川を変化球で空振り三振を奪い、無失点に抑えます。
その後は2人の投手の投げ合いになります。臼井は変化球の精度に苦しみながらも、要所を締め、無失点で切り抜けます。岡野は圧巻のピッチングでストレート、変化球共に精度が高く、ボール先行がほとんど無く、6回まで2安打無失点のピッチング。
試合が動いたのは7回。東京ガスはこの回先頭の3番地引がセンター前ヒットで出塁すると、4番笹川の場面、暴投で2塁へ進むと、笹川はセカンドゴロで1アウト3塁のチャンスを作ります。5番山内は4球目の高めのストレートをスクイズ。しかしピッチャー前に転がってしまい、3塁ランナーは挟殺プレーでアウト。続く6番村田もサードゴロに倒れ、チャンスを潰します。
ピンチの後にチャンスあり。その裏、東芝は7番堀米がレフト前ヒットで出塁すると、8番柴原はエンドランで1アウト2塁のチャンスを作ります。9番岡部が高めに浮いてきた変化球を叩き、ライト前ヒット。1アウト1、3塁のチャンスを作ります。1番小川に戻り、ストレートを捉え、ライト前に持っていき、ついに均衡破れるタイムリーヒットを放ちます。続く2番松本もストレートを右中間に破り、2点目。4番吉田の犠牲フライで3点目を上げ、この回一挙3点、ついに臼井を捉えました。
東芝にはこの3点で十分でした。岡野は8回途中を投げ、3安打無失点の好投。その後は福本、岡本と繋ぎ、完封リレーで東京ガスを降しました。
東京ガス 000 000 000|0 臼井(7)、難波(1)
東 芝 000 000 30X|3 岡野(72/3)、福本(1/3)、岡本(1)
東京ガス 打安点 東 芝 打安点
6 石 川 410 7 小 川 411
8 坂 井 400 4 松 本 321
3 地 引 410 8 佐藤旭 200
9 笹 川 410 5 吉 田 201
D 山 内 410 3 服 部 300
5 村 田 400 (H3) 林 100
7 山 口 210 D 福 山 410
2 安 本 100 6 堀 米 420
(H)庄 野 100 2 柴 原 410
(2)久 米 9 岡 部 220
4 小 林 300
投手成績
東京ガス 回 安四三責 東 芝 回 安四三責
臼 井 7 9353 岡 野 7.2 3150
難 波 1 0000 福 本 0.1 0010
岡 本 1 2000