きゅーいちのあれ(仮)

だいたい野球のこと

2018→2019 群馬の選手の進路

【投手】

・門馬 亮(藤岡中央高→立正大)

・恩田 慧吾(前橋育英高→日本体育大

・堤 凌平(樹徳高→共栄大)

・名田 光祐(市立太田高→大東文化大)

・菊地 洸慶(市立太田高→東北学院大)

・大戸 涼輔(市立太田高→富士大)

・星野 佑斗(前橋商高→仙台大)

・小澤 颯太(高崎商高流通経済大

・安原 和波(伊勢崎清明高→流通経済大

・高橋 勇人(関学大附高→足利大)

・金子 知生(新田暁高→BC群馬)

・寺沢 星耶(佐久長聖高→上武大→東京ガス

・喜多川 省吾(前橋育英高→中央大→日本生命

・青柳 正輝(伊勢崎清明高→大東文化大→BC群馬)

・萩原 拓光(渋川高→順天堂大→四国IL愛媛)

・弓削 隼人(佐野日大高→日本大→SUBARU楽天④)

 

群馬のドクターK、門馬は昨年の神宮大会覇者立正大へ進学。新田暁の剛腕、金子と14年夏初めて県決勝へ導いたサウスポー青柳はBC群馬へ。大型サウスポーの弓削はドラフト4位で楽天に指名された。

 

【捕手】

・小池 悠介(前橋育英高→明治大)

・大柿 廉太郎(健大高崎高→法政大)

・山村 航大(市立太田高→國學院大

・伊藤 一晟(桐生第一高→日本大)

・岩崎 将志(前橋商高→桐蔭横浜高)

・来須 悠斗(関学大附高→東日本国際大)

・吉田 高彰(智辯学園高→上武大→セガサミー

 

2年生ながら17年夏甲子園で2発放ち、3年では4番キャッチャーとしてチームを引っ張った小池は明治大、1年からマスクをかぶり、3年時には強力打線で中軸も担った大柿は法政大に進学。強豪校でマスクをかぶり、全国大会も経験豊富な吉田はセガサミーへ。

 

内野手

・高山 遼太郎(健大高崎高→Honda)

・大越 弘太郎(健大高崎高→亜細亜大)

・今井 大輔(市立太田高→中央大)

・金田 拓馬(桐生第一高→朝日大)

・吉田 晃誠(前橋商高桐蔭横浜大

・中里 壱成(関学大附高→共栄大)

・岩崎 龍馬(前橋工高→上武大)

・野村 佑希(太田市リトルシニア→花咲徳栄高→日本ハム②)

 

2年時に花咲徳栄を4番として全国制覇に貢献した野村は日本ハムに2位指名。好走守アグレッシブなプレーが光る今井は中央大。高校通算47本塁打を誇る高山は社会人Hondaでプレーを続ける。

 

【外野手】

・山下 航汰(健大高崎高→読売育①)

・今井 佑輔(健大高崎高→筑波大)

・立石 龍人桐生第一高→仙台大)

・蛭間 拓哉(前橋桜ボーイズ→浦和学院高→早稲田大)

・市根井 隆成(前橋商高→上武大→セガサミー

・平山 敦規(健大高崎高→東海大→日本製鉄鹿島)

・工藤 陽平(前橋育英高→國學院大→BC滋賀)

・有馬 裕亮(前橋工高東海大北海道→四国IL愛媛)

 

2年時の春の甲子園で満塁ホームラン2本含む、高校通算75本を放った山下は読売に育成指名。セガサミーに入社した市根井はスポニチ大会で2打席連続ホームランとすでに存在感を発揮。13年夏1番バッターとして夏の甲子園全国制覇に貢献し、國學院大でも活躍した工藤はBC滋賀に入団した。

19.04.28 春季群馬県大会準々決勝 健大高崎―前橋商

前橋商の先発は右の佐藤。130中盤のストレートと120前半の変化球を織り交ぜ、3回までパーフェクトピッチ。しかし2巡目の4回。1アウト1塁から3番田口レフトへの2ランホームランを浴び、この日初めてのヒットで2点を失います。続く4番伊藤、5番宮石の連打、6番稲村はきっちり犠牲フライを打ち上げ、あっという間に3点を健大高崎が奪いました。

 

健大高崎の先発は経験値豊富な3年生サウスポーの藤原。しかし、この日はストレートも変化球も引っかかる場面が多く、ボール先行がとても多く3回まで無失点も6四死球。4回は1アウトから8番代打の橋本、9番鈴木が連打でピンチを招くと、1番東海林にもライトへヒットを打たれます。2塁ランナーの橋本がホームを突きますが、ここはライト宮石の好返球でタッチアウト、ピンチを救います。結局藤原は無失点に抑えますが、内容的にはとても良いとは言えない状態です。

 

逆に前橋商は不安定な藤原から1点も取れなかったのが致命傷でした。健大高崎は4回で藤原を諦め、5回からは吉井がマウンドに。6回に1点を失いますが、要所要所を締め、7回は変化球で三振2つを奪い、3人で抑えます。

 

8回からは健大高崎は右の笹生。調子の上がってきた吉井を降ろして大丈夫か?と思いましたが、球速は吉井を上回る最速137km/h。8回はピンチを背負いますが、2番池田を三振に切ります。

 

前橋商は5回から2番手はサウスポーの井上にスイッチ。この井上が衝撃的でした。マウンドに上がると常時130後半の力強いストレートとキレのあるスライダーをコースへ投げ込み、6回には141km/hをマークするなど、健大高崎打線が全く対応できず。結局最後まで投げ切り、5イニングを2安打無四球7奪三振無失点。県内No.1ピッチャーと言っても過言ではありません。1年生のとき見ており、もう少し軟投派というイメージでしたが、ここまで力強いボールを投げ込むとは……。次の夏に向けて非常に楽しみなピッチャーが出てきました。

 

試合は9回、笹生が締めて健大高崎が準決勝進出。前橋商は14残塁とあと1本が出ませんでした。健大高崎もピッチャーの層は厚くなってきたなと印象です(久保田とか吉田はどこ行ったんだろう……?)。守備陣も安定感があり、あとは打線の底上げが出来れば、夏の頂点も見えてくるのではないでしょうか。まずは春連覇を目指し頑張ってほしいです。

 

 

春季群馬県大会準々決勝 健大高崎―前橋商 高崎城南球場

健大高崎 000 300 000|3 藤原、吉井、笹生―柳澤

前橋商  000 001 000|1 佐藤、井上―西岡

 

 健大高崎  打安点    前橋商  打安点

2  柳 澤 300  7  東海林 210

5   辻  400  4  池 田 411

4  田 口 412  5  市 場 400

3  伊 藤 420  3  小 松 300

9  宮 石 410  9  長 尾 520

8  稲 村 201  6  小 池 200

7  御 園 310  (H)田 村 100

6  井 上 300  (6)齊 藤 200

1  藤 原 100  2  西 岡 300

(H)磯 田 100  1  佐 藤 100

(1)吉 井      (H)橋 本 110

(H)山 本 100  (1)井 上 220

(1)笹 生      8  鈴 木 210

 

投手成績

健大高崎 回  安球三責  前橋商 回  安球三責

 藤 原 3  3620  佐 藤 4  3123

 吉 井 3  3131  井 上 5  2070

 笹 生 2  2120

19.04.28 春季群馬県大会準々決勝 桐生第一―市立太田

昨春と同じ対戦となり、その試合では市立太田がコールドで桐生第一を降しました。

 

桐生第一の先発はその試合で2回5失点とコールドのきっかけとなってしまった杉山が。130中盤のストレート(最速138km/h)と120キロ中盤のキレのあるスライダー、そして100キロに満たないスローカーブの組み立て。2回にはエラーで失点してしまいますが、4回以降は1安打に抑えるピッチング。コントロールも安定しており、決め球のスライダーも9奪三振の内、5つスライダーで三振を奪いました。

 

市立太田の先発はサウスポーの沼田。120中盤から後半ストレートと100キロ台の変化球とあまり凄みはありませんでしたが、コーナーを丁寧着くピッチングで桐生第一打線を6回まで2安打1失点。この試合では5四球を与えましたが、そのコーナーへの意識の結果なのかなと思います。

 

そして今日の試合で1番目立っていたのが桐生第一のトップバッター工藤。まず初回はヒットで塁に出ると、2番青木の場面で2塁へスチール。さらに3番本木の場面で完全に沼田のモーションを盗み3盗を成功。4番石原のタイムリーで先制のホームを踏みました。3回、6回には粘りながら四球をもぎ取り出塁。このチームの核は工藤で彼がいかに出塁することが大事になってきます。工藤自身も自分がどうすれば出塁できるのか、ということが打席で工夫が見られてよかったです。

 

守備では去年秋は外野でしたが、今日はセカンド。1つ失策を出してしまいましたが、夏では精度を上げ、守備でもスピード間のあるプレーに期待したいです。

 

試合は1―1のまま7回裏、桐生第一の攻撃。先頭の5番石原が四球で出塁すると、1アウトから7番加藤がサードへの当たり。これをサードが送球エラーをし、ボールがこぼれている間に1塁ランナーは3塁を陥れます。そして8番杉山セーフティースクイズでついに勝ち越し。1番工藤イムリも出て、さらに1点を追加します。

 

9回、杉山が3人で抑えて桐生第一が準決勝にコマを進めました。

 

 

春季群馬県大会準々決勝 桐生第一―市立太田 高崎城南球場

市立太田 010 000 000|1 沼田―武藤

桐生第一 100 000 20X|3 杉山―久保田

 

 市立太田  打安点   桐生第一  打安点

7  加 藤 410  4  工 藤 221

8  武 井 300  6  青 木 310

6  瀬 野 410  8  本 木 300

2  武 藤 410  3  中 島 411

9  木村彪 420  9  石 原 211

4  生 方 410  2  久保田 400

3  竹 内 200  7  加 藤 300

(H)半 田 100  1  杉 山 201

1  沼 田 300  5  坂 本 200

(H)一之瀬 100

5  中 山 300

 

投手成績

市立太田 回  安球三責 桐生第一 回  安球三責

 沼 田 8  5561  杉 山 9  6190

19.04.27 春季群馬県大会準々決勝 前橋育英―伊勢崎清明

冷たく強い風がレフトからライトに流れ、前半は小雨が降るコンディションの中での試合。

 

夏秋県3連覇を狙う前橋育英の先発はエース梶塚。前回の東農大二戦では8失点と乱調でしたが、この試合はコントロールが荒れることなく130中盤のストレート(最速は138km/hでした)と120中盤のスライダー、100キロ台のカーブをアクセントに苦も無くカウントを稼いでいた印象。

 

それでも主導権を握ったのは伊勢崎清明2回に2アウトから6番の福島の四球の後、7番木内が初球、カウントを稼ぎにきた外のストレートを左中間に運び2、3塁。続く8番小倉翔の当たりは平凡なサードへのゴロでしたが、これをサードがファンブルし、3塁ランナーが生還。伊勢崎清明先制します。

 

さらにその後の2アウト1、3塁。9番荒木の場面でカウント2―2から1塁ランナーがスタート。このときキャッチャーの須永は2塁へ投げるのを迷ったのか、握りそこなったのか一瞬躊躇し、結局2塁へ送球。その間に3塁ランナーがホームを突き、ダブルスチールで伊勢崎清明2点目を入れました。前橋育英としては"らしくない"プレーで先制を許しました。

 

伊勢崎清明の先発は右の荒木。去年の秋から伊勢崎清明には荒木といういいピッチャーがいるというのは聞いていましたけれど、秋には背番号1を背負っていましたが、中々目にかかることができず、ようやくといった感じです。

 

その荒木はストレート(常時130中盤)にはかなり勢いがあり、前橋育英もそのストレートに押され、初回は1番砂川、3番剣持をストレートで空振り三振に切って取りました。ただ、制球はかなりアバウト。初回に1つ、2回3つ、3回1つと3イニングで5四球。完全にコースから外れるボールも多く見受けられ、3イニングで安打は2番丸山に変化球を上手く打たれた1本のみでストレートはまともに打たれてないのに勿体ないなと思います。

 

そんな不安定な荒木から伊勢崎清明は4回はライトを守っていた岡田がマウンドに。もう少し荒木を引っ張ってもよかったと思いますが、岡田は右サイドから120中盤のストレート、そして同じ腕の振りから90キロ台の変化球を投げ込みます。この90キロ台のボールがとても有効的で前橋育英打線はフライを多く上げるようになりました。

 

それでも前橋育英は5回。先頭の2番丸山が際どいボールを見極め、フォアボールで塁に出ると、3番剣持はピッチャーゴロ。岡田は2塁へ投げますが、これをショートが捕球エラーで0アウト1、2塁。そして4番に入った2年生の須永がセンターへコンパクトに弾き返し、ついに1点を還します。続く5番梶塚がきっちりセンターへの犠牲フライで同点に追いつきます。

 

7回からは伊勢崎清明は3番手に2年生サウスポーの加川をマウンドに上がります。再び先頭の丸山がチーム8個目となる四球で出塁すると、2アウト2塁とし、5番梶塚がサードの頭上を越えるタイムリーでついに逆転します。

 

梶塚は3回以降は変化球を散らし、伊勢崎清明打線に的を絞らせず。3回から6回は1人もランナーを出さないピッチング。8回は2アウトから1番岡田がセンター前ヒット、2番木村が意表を突いたセーフティーバントでピンチを作りますが、3番長瀬にはカウント3―0としたあと、ストレートと変化球で追い込み、最後はストレートでサードフライに打ち取り、押し切ります。

 

前橋育英は8回裏にも丸山のタイムリーで追加点を重ね、9回は梶塚が3人で抑え、前橋育英が関東大会出場に王手をかけました。

 

 

春季群馬県大会準々決勝 前橋育英―伊勢崎清明 高崎城南球場

清 明 020 000 000|2 荒木、岡田、加川―川田

育 英 000 020 11X|4 梶塚―須永

 

伊勢崎清明  打安点    前橋育英  打安点

919岡 田 410  7   砂 川 500

4  木 村 410  8   丸 山 221

6  長 瀬 400  4   剣 持 300

2  川 田 410  2   須 永 411

8  萩 原 400  1   梶 塚 212

3  福 島 200  35  吉 澤 300

(H)小倉隼 100  5   森 脇 100

7  木 内 310  (5) 佐 藤 100

5  小倉翔 300  (H3)岡 部 200

1  荒 木 100  9   山 本 320

(9)大 越 100  6   中 村 200

(1)加 川 100

 

投手成績

伊勢崎清明 回  安球三責 前橋育英 回  安球三責

  荒 木 3  1540  梶 塚 9  4160

  岡 田 3  2200

  加 川 2  3202

19.04.21 春季群馬県大会2回戦 高経大附―安中総合

昨秋県ベスト4の渋川青翠を破り、勢いに乗る高経大附の先発は右の萩原。外への逃げるボールのコントロールは抜群で、安中総合打線に的を絞らせません。

 

安中総合の先発は星稜の内山、寺西、二松学舎の山田らと共にBFA U-15日本代表でアジア制覇に貢献1人した2年生エースの清水。こちらは勢いのあるストレートと縦に鋭く落ちるスライダーを軸にしたピッチング。

 

最初にチャンスを作ったのは高経大附。2回1アウトから6番石川のヒットで出塁すると、送りバントで2アウト2塁とすると、8番左バッターの萩原が三塁側へ意表を突いたセーフティーバント。これがセーフになり、2アウト1、3塁。しかし9番の栗原は清水のストレートに押され、ファーストゴロに倒れます。

 

安中総合打線は3回、4回と2アウトから長打でチャンスを作りますが、得点に結びつかず。6回、1アウトから2番檜木がヒットで出塁すると、萩原がプレート外さず1塁へ牽制をし、ボークで労せず2塁へ。しかし冷静だったのは萩原。3番駒ヶ嶺を今日の生命線となっていた外への変化球で三振に取ると、4番中島もショートゴロに打ち取り、ピンチを脱します。

 

じわりじわりと攻めていたのは高経大附。5回58球と清水に抑えられていましたが、清水の武器である縦のスライダーに手を出さず、6回、7回、8回とチャンスを作り得点には至らないものの、清水に球数を重ねさせます。

 

0行進のまま9回表も萩原が0に抑え、裏の高経大附の攻撃。清水に2アウトを取られるも、9番栗原が四球で出塁。1番樺澤がセンター前ヒットで繋ぎ2アウト1、3塁。そして2番新居ストレートをセンターに弾き返し、延長目前でサヨナラタイムリで決着。好投手に対し粘りに粘った高経大附に軍配が上がりました。

 

 

春季群馬県大会2回戦 高経大附―安中総合 高崎城南球場

安中総合 000 000 000|0 清水―伊藤

高経大附 000 000 001|1 萩原―清水

 

 安中総合  打安点   高経大附  打安点

9  齋 藤 400  5  樺 澤 520

57 檜 木 410  8  新 居 521

9  駒ヶ嶺 400  6  佐 藤 210

3  中 島 410  2  清 水 400

1  清 水 400  9  登坂渓 310

7  外 処 200  7  石 川 410

(H)小野寺 100  3   堤  300

(4)         1  萩 原 410

45 大 畑 310  4  栗 原 310

2  伊 藤 310

 

投手成績

安中総合 回   安球三責 高経大附 回   安球三責

 清 水 8.2 9231  萩 原 9   4170

19.04.13 春季群馬県大会1回戦 伊勢崎清明―高崎

昨秋県ベスト8の伊勢崎清明の先発は2年生サウスポーの背番号1を付けた加川。昨秋の健大高崎戦では敗れたものの、加川は3回2/3を無失点に抑えました。力強いストレートを武器にテンポの良いピッチングで序盤3回を0に抑えます。

 

高崎の先発もサウスポーの飯島。こちらも序盤2回は0に抑えますが、3回に先頭の8番小倉翔にあと数センチでフェンスオーバーという2ベースを打たれると、続く9番加川に外のボールを上手く合わせられ0アウト1、3塁のピンチ。1アウトを取りますが、2番木村犠牲フライで先制されると、3番長瀬左中間を破るタイムリー3ベースで2点を先制されます。

 

先制してもらった加川は守備にも助けられます。4回は先頭打者の三遊間への深い当たりをショート長瀬が素早い送球でアウトに取ると、続くバッターはライト線へのフライをライト岡田がダイビングキャッチ。完全に流れは伊勢崎清明です。

 

高崎は3回途中からエースの3年生北爪にスイッチ。北爪は1年夏の県大会で桐生第一相手に好投し、一躍県に名前を広めました。縦に落ちる鋭い変化球が冴え、6回は野手が目測を誤るなど不運な形で3失点しますが、夏は注目の選手の1人になっていくでしょう。

 

9回。加川は四球で溜めたランナーを6番塚越のタイムリーで2失点を喫しますが、最後まで投げ切り、9回3安打2失点の完投勝利。打でも2安打2打点と投打で躍動し、シード校の実力を見せました。

 

春季群馬県大会1回戦 伊勢崎清明―高崎 高崎城南球場

高 崎 000 000 002|2 飯島、北爪―村山

清 明 002 003 00X|5 加川―川田

 

  高 崎  打安点    清 明  打安点

9  齋 藤 400  9  岡 田 410

4  天 田 300  4  木 村 211

6  四十山 300  6  長 瀬 411

7  小泉蓮 200  2  川 田 400

5  小泉瀬 410  8  萩 原 430

3  越 塚 422  3  福 島 410

(R)小 山      7  木 内 400

8  宮 石 400  5  小倉翔 321

1  飯 島 000  1  加 川 422

(1)北 爪 200

2  村 山 200

 

投手成績

高 崎 回   安球三責  清 明 回   安球三責

飯 島 2.2 4022  加 川 9   3272

北 爪 5.1 7143

19.03.10 東洋大―JX-ENEOS

JX-ENEOSの先発は江口(鹿児島工)。ストレートを早いカウントから狙い撃ちされ、2回で6安打3失点を喫しますが、3回以降は変化球主体に切り替え、2イニングを4奪三振無安打無失点。いいイメージで降板できたのではないでしょうか。

 

2番手のルーキー藤井(富士市立―東洋大)は制球が荒れる場面もありながら、やはり左であの速さのストレートは魅力的。1イニングをしっかり0で抑えました。2年後のドラフトにもしっかり浮上してくると思います。

 

東洋大の先発に抜擢されたのはサウスポーの渡辺(1年・報徳学園)。初回は0に抑え、2回には先頭にヒットを打たれますが、続く打者をサードゴロ、次の打者もショートゴロに抑えますが、ショートの送球エラーで1アウト2、3塁。8番柏木の初球、ど真ん中に入ってきたスライダーをレフトスタンドに持っていかれ3失点。エラーの影響もあったか不用意な1球でした。

 

ここから東洋大は1イニングずつの継投。印象に残ったのは4番手の河北(1年・浦和学院)と6番手松沢(1年・帝京)。河北はほぼストレートで相手打線を押し、無失点。松沢はコントロールよく、テンポの良い投球で登板した投手で唯一三者凡退に抑えました。

 

野手ではJX-ENEOSのショートでスタメンの渡邉が2回の第1打席に同点の足掛かりとなるヒットを打ち、3打席目には高めに浮いた直球を左中間へ運び、途中出場の小豆澤もフェンス直撃の2ベースを放ちました。キャッチャーに復帰した柏木は前述の通り本塁打を放つなど計4打点。元NPB選手の青山、園部が加入し、さらにレギュラー争いが熾烈となりそうです。

 

東洋大では今秋ドラフト上位候補、佐藤が第1打席にしっかりとタイムリー。主力投手が多く抜け、キャッチャーとしても真価が試されるシーズンとなりそうです。

 

東洋大グラウンド

東洋大  120 002 001|6 渡辺、大宮、永光、河北、山内、松沢、山下―佐藤

エネオス 032 101 00X|7 江口、藤井、柏原、宮崎、西島―柏木、鹿屋