昨秋県ベスト4の渋川青翠を破り、勢いに乗る高経大附の先発は右の萩原。外への逃げるボールのコントロールは抜群で、安中総合打線に的を絞らせません。
安中総合の先発は星稜の内山、寺西、二松学舎の山田らと共にBFA U-15日本代表でアジア制覇に貢献1人した2年生エースの清水。こちらは勢いのあるストレートと縦に鋭く落ちるスライダーを軸にしたピッチング。
最初にチャンスを作ったのは高経大附。2回1アウトから6番石川のヒットで出塁すると、送りバントで2アウト2塁とすると、8番左バッターの萩原が三塁側へ意表を突いたセーフティーバント。これがセーフになり、2アウト1、3塁。しかし9番の栗原は清水のストレートに押され、ファーストゴロに倒れます。
安中総合打線は3回、4回と2アウトから長打でチャンスを作りますが、得点に結びつかず。6回、1アウトから2番檜木がヒットで出塁すると、萩原がプレート外さず1塁へ牽制をし、ボークで労せず2塁へ。しかし冷静だったのは萩原。3番駒ヶ嶺を今日の生命線となっていた外への変化球で三振に取ると、4番中島もショートゴロに打ち取り、ピンチを脱します。
じわりじわりと攻めていたのは高経大附。5回58球と清水に抑えられていましたが、清水の武器である縦のスライダーに手を出さず、6回、7回、8回とチャンスを作り得点には至らないものの、清水に球数を重ねさせます。
0行進のまま9回表も萩原が0に抑え、裏の高経大附の攻撃。清水に2アウトを取られるも、9番栗原が四球で出塁。1番樺澤がセンター前ヒットで繋ぎ2アウト1、3塁。そして2番新居がストレートをセンターに弾き返し、延長目前でサヨナラタイムリーで決着。好投手に対し粘りに粘った高経大附に軍配が上がりました。
安中総合 000 000 000|0 清水―伊藤
高経大附 000 000 001|1 萩原―清水
安中総合 打安点 高経大附 打安点
9 齋 藤 400 5 樺 澤 520
57 檜 木 410 8 新 居 521
9 駒ヶ嶺 400 6 佐 藤 210
3 中 島 410 2 清 水 400
1 清 水 400 9 登坂渓 310
7 外 処 200 7 石 川 410
(H)小野寺 100 3 堤 300
(4) 1 萩 原 410
45 大 畑 310 4 栗 原 310
2 伊 藤 310
投手成績
安中総合 回 安球三責 高経大附 回 安球三責
清 水 8.2 9231 萩 原 9 4170