きゅーいちのあれ(仮)

だいたい野球のこと

21.03.27 新潟アルビレックスBC―群馬ダイヤモンドペガサス

開幕が一週間に迫ったBCリーグ

各選手の調整も総仕上げとなってきました。

 

群馬ダイヤモンドペガサスはレギュラー争い、選手契約争いが熾烈となっています。

この試合1番センターに座った練習生の有間祐亮前橋工高東海大北海道―IL愛媛)は初回の打席で右中間を深々と破る3ベース。次の打席でもライト前へヒットを放ち、盗塁を決めるなどアピール。

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3ベースを放った有間

6回から有間に代わって同じく練習生の奥村光一東海大静岡翔洋高―東海大)がセンターに入ります。その6回に1アウト満塁のピンチを招き、7番奥田はセンターへ打球を飛ばし、3塁ランナーはタッチアップ。奥村はキャッチャーへダイレクト送球で3塁ランナーはタッチアウト。チームの危機を救います。

打撃でも1安打1四球1盗塁と打でも印象付けました。

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3塁ランナーを捕殺し、ベンチから出迎えられる奥村

外野手は鹿沼、高山、工藤、井野口など実績ある選手が多いですが、ここに割って入れるか、そして選手契約を勝ち取れるか、注目です。

 

さらに熾烈な争いなのは二遊間のレギュラー争いです。

OP戦では中道がセカンドに入っていることが多いですが、この試合はセカンド菊地涼島田商高―熊本ゴールデンラークス)、ショート湯浅翔太花咲徳栄高―城西国際大七十七銀行)の二遊間でした。

 

練習生の菊地はこの試合はノーヒットでしたが、2犠打の繋ぐ活躍。何より大きな声を上げてチームを盛り上げていたのが印象的でした。

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守備でも軽快なプレーを見せた菊地

東北の強豪企業チームではレギュラーだった湯浅はこの試合2安打1打点と結果を残します。

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2安打1打点の活躍の湯浅

最も印象に残ったのが、高卒2年目の高橋誠心(藤岡中央高)でした。6回からサードで途中出場し、2安打を放ちアピール。走塁でも上記の湯浅のヒットで2塁からホームへ回り、キャッチャーのタッチをかいくぐり、セーフにする好走塁を見せます。昨年は打率.130と結果を残せませんでしたが、この試合ではストレートに力負けせず、センターに弾き返しバッティングを見せ、万能な守備能力もありさらに試合出場機会が増えそうな選手です。

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生還した高橋

投手陣ではこちらも練習生2人がアピール。

先発した吉岡豊司は4回を投げ3安打無四球無失点の好投。緩急を上手く使い、制球力も良く、打者有利のカウントを全く作らせませんでした。

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先発の吉岡

3番手の深澤恒平(山梨学院高―山梨学院大甲斐府中クラブ―BC福井)は2番手の塩田が乱調で6回0アウト満塁からの登板。1アウト取ったあと不運なヒットで2点を失いますが、上記の奥村の好プレーもありピンチを切り抜けます。次のイニングもマウンドへ上がり、打者3人を全て三振に取るピッチングを見せました。昨年からBCでは実績ある右腕が、力を見せました。

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力投する深澤

8回は園田彪野州高―BC福井)、9回は森祐樹有明高―日本経済大―IL徳島)の独立リーグで実績ある新加入2人が締め群馬ダイヤモンドペガサスが5―2で勝利しました。

 

開幕まであと1週間(群馬は2週間後)。どのようなチームの形で開幕するのか楽しみです。 

 

詳しい成績はこちら

baseball.omyutech.com