きゅーいちのあれ(仮)

だいたい野球のこと

19.10.21 秋季高校野球関東大会準々決勝 桐光学園―桐生第一

初戦霞ヶ浦を4―2で振り切った桐光学園とスーパーシードで初戦となる桐生第一の一戦。

 

桐生第一の先発はサウスポーの宮下。球速こそ120前後という表示のものの、変化球もスライダーや大きなカーブを織り交ぜ、相手に的を絞らせず、ストレートもインを抉るクロスファイヤーを武器にとにかくボールを低め低めに集めていくピッチャーです。初戦となるこの試合、初回の立ち上がりが大事でしたが、セカンドフライ、セカンドゴロ2つと持ち味を発揮し、無失点で抑えます。

f:id:kyuichi46:20191023234535j:plain

桐生第一 先発 宮下

桐光学園の先発はプロも注目する安達。ダイナミックなフォームから球速130中盤のストレートと大きく曲がるスライダーが武器のサウスポーです。また制球力もよく、相手に有利にするカウントにはほとんどしません。初回1番の飯塚にのみ3ボールとしましたが、3回までボールが先行することはほとんどなく、1安打無失点に抑えます。

f:id:kyuichi46:20191023235141j:plain

桐光学園 先発 安達

先制したのは桐光学園。3回表の攻撃。1アウトから8番内囿が三遊間を抜けるヒットで塁に出ると、9番石倉が送り、2アウト2塁。1番森田は2球目の変化球を弾き、センター前へ。センター曽我がバックホームし、タイミングはアウトでしたが、ベース前で送球がワンバウンドし、キャッチャーが捕れずホームイン。1点を先制します。

 

早めに追いつきたい桐生第一は4回の攻撃。打順が2巡目に入り、安達相手にボールをじっくり見るのは無駄と感じたか、先頭の1番飯塚がカウントを取りに来たストレートを左中間への2ベースでチャンスメイク。2番曽我はバントの構えも2球失敗し、追い込まれる。4球目はバスターでショートへの強いゴロ、これをショートが捕れず、0アウト1、3塁と絶好のチャンスを迎えます。

 

そして3番加藤初球セーフティースクイズ。ピッチャー安達が処理をし、ホームへ送球しますが、セーフとなり桐生第一が追いつき、尚も0アウト1、2塁で4番廣瀬は変化球を見極め四球で満塁。5番中島は2球目の甘いストレートをレフトスタンド中段へ運ぶ満塁ホームランで一気に4点を勝ち越します。

f:id:kyuichi46:20191024003013j:plain

満塁ホームランを放った 桐生第一 中島

攻撃は緩めることなく続く6番星野は初球を叩き三塁線を抜ける2ベース。7番鈴木が送り、8番大畠犠牲フライで効率よく1点を加え、この回打者11人で6点を加えます。

 

5点のリードを貰った宮下は簡単に2アウトを取ると9番石倉にも2球で追い込みますが、ここでバッテリーに余裕が出たのか珍しく、打たせて取るというより、決めにいくボールが多かった印象。しかし3つボールを見極められ6球目を打たれ、2アウトからランナーを出してしまいます。このチャンスを活かしたい桐光学園は1番森田がヒットで続き、2番馬込が詰まりながらも、しぶとくセンター前に落とし1点を還します。

 

続く6回にも先頭の4番仲亀がレフト前ヒットで出塁すると、5番寺井は一二塁間の緩い打球。セカンド鈴木が追いつき、ファーストに送球するも、逸れてしまい、0アウト2、3塁となります。続く6番小澤はセカンドゴロ。普通の守備隊形だったため、桐光学園は1点を追加し、3点差とします。7番浅見は四球で塁に出ると、さらに盗塁を決め、1アウト2、3塁。一打出れば1点差となる場面で8番内囿は5球目のストレートを叩き、痛烈な打球。しかし、これがサード正面のライナーとなり、三塁ランナーも飛び出し、ダブルプレー桐光学園はチャンスを潰します。

 

まだ流れが残っていた桐生第一。7回、宮下が桐光学園を2回以来の三者凡退に抑え完全に流れを引き寄せると、その裏の攻撃。2番先頭の曽我がセカンドへの意表を突いたセーフティーバント。これがセーフとなります。2アウト後、5番中島が今度はライト頭上を超すイムリー2ベースで貴重な追加点をもぎ取ると、続く6番星野ライト前タイムリで5点差とし一気に勝利を引き寄せます。

 

その後も点を取り合いましたが、最後は宮下が9回を投げ抜き、桐生第一10―4選抜へ当確を決めました。

 

f:id:kyuichi46:20191024005159j:plain

 

試合を決めたプレーとして上げるとするならば、やはり抜ければ1点差に迫られる場面で6回のサードライナー併殺でしょうか。桐生第一は宮下の投球スタイルもあるのでしょうが、サード線はしっかり締めて長打を打たせない陣形をとっています。事実この試合は宮下は10本ヒットを打たれましたが、三遊間を抜くゴロヒットが多く、長打は僅かにライト線へのポテンヒット1本。あのサードライナーは宮下がしっかりしたコースに投げたから、あのコースに打球が飛び、ダブルプレーを掴んだと、決して運が良かったとかそういったことではないような気がします。

 

宮下の投球も見事でした。上記にも書いた通り10本ヒットを打たれましたが、長打は僅かに1本で桐光学園ビッグイニングを作らせませんでした。大崩れしなかったのも、勝因だと思います。関東大会ではサウスポーが多かったですが、その中でも投球術は長けたものがあります。まだ関東大会は終わってませんので、久々の群馬県勢秋季関東大会優勝も視野に頑張ってほしいです。

 

秋季関東大会準々決勝 桐光学園桐生第一 上毛新聞敷島球場

桐光学園 001 011 010|4  安達―石倉

桐生第一 000 600 22X|10 宮下―星野

 

 桐光学園  打安点   桐生第一  打安点

7  森 田 521  6  飯 塚 310

5  馬 込 511  8  曽 我 530

1  安 達 400  7  加 藤 401

8  仲 亀 420  5  廣 瀬 412

9  寺 井 420  3  中 島 535

3  小 澤 412  2  星 野 421

6  浅 見 300  4  鈴 木 300

4  内 囿 410  9  大 畠 311

2  石 倉 210  1  宮 下 410

(H)石 井 100

 

投手成績

桐光学園 回  安球振責  桐生第一 回  安球振責

 安 達 8  123610  宮 下 9  10113

19.10.21 秋季高校野球関東大会準々決勝 山梨学院―花咲徳栄

共に1回戦は11得点と打線が機能し、初戦を突破してきた山梨学院花咲徳栄

 

山梨学院の先発はサウスポーの吉川。120km/h中盤のストレートながら緩急を武器に相手を翻弄する投手。初回はサードのエラーで先頭の出塁を許しますが、続く2番浜岡をセカンドへの併殺打に打ち取り初回を切り抜けます。

f:id:kyuichi46:20191022232630j:plain

山梨学院 先発 吉川

花咲徳栄の先発はこちらもサウスポーの髙森。130前後のストレートとブレーキの利いたスライダーを武器に初戦も6回1失点と好投。初回は先頭の渡邉に四球で塁に出しますが、1アウト2塁から3番小吹、4番栗田と中軸を打ち取りこちらも0に抑えます。

f:id:kyuichi46:20191022232955j:plain

花咲徳栄 先発 髙森

試合が動いたのは花咲徳栄の3回の攻撃。先頭の7番栗島が死球で出塁すると、送りバントなどで2アウト2塁のチャンスに1番がストレートを振り抜きセンター前へ落ちる打球。2塁ランナーが生還し、花咲徳栄先制します。

f:id:kyuichi46:20191022233807j:plain

先制タイムリーの 花咲徳栄

4回にも2アウトから満塁のチャンスを作り、追加点のチャンスを得ますが、8番髙森はショートフライで0に抑えられます。

 

満塁のピンチを脱した山梨学院はその裏、連続四死球送りバントで1アウト2、3塁とチャンスを作ると6番外川の打球は前進守備のファーストゴロ。しかし、ホームへの送球を焦ったかこれをファーストがファンブル。3塁ランナーは生還し、山梨学院が同点に追いつきます。

 

山梨学院はさらに続く5回。9番先頭の中島の打球をサードがファンブル送りバントなどで2アウト2塁とすると、3番小吹は初球のストレートを振り抜き、センター横を抜けるイムリー3ベース勝ち越します。

f:id:kyuichi46:20191022234530j:plain

勝ち越しタイムリーを打った 山梨学院 小吹

花咲徳栄は吉川からヒットは放つものの中々捉えられません。緩急を駆使され、あっという間に9回まで来てしまったというような試合展開。

 

9回花咲徳栄は1アウトから6番渡壁がセンター前ヒットで出塁すると、7番栗島がレフト線への2ベースで1アウト2、3塁と絶好のチャンスを迎えます。8番髙森の代打秋山が告げられますが、変化球にタイミングが合わず、空振り三振。1番南はセンターへの良い打球が飛びますが、これをセンターの渡邉がダイビングキャッチで好捕。山梨学院が接戦をものにして、4季連続の甲子園へ当確としました。

f:id:kyuichi46:20191022235325j:plain

試合終了し、ホッとする吉川

f:id:kyuichi46:20191022235421j:plain

f:id:kyuichi46:20191022235546j:plain

 

秋季関東大会準々決勝 山梨学院―花咲徳栄 上毛新聞敷島球場

花咲徳栄 001 000 000|1 髙森―小林

山梨学院 000 110 00X|2 吉川―栗田

 

 花咲徳栄  打安点   山梨学院  打安点

8   南  511  8  渡 邉 200

5  浜 岡 400  4  功 刀 300

6  田 村 400  6  小 吹 321

9  井 上 400  2  栗 田 300

3  中 井 420  3  橘 田 200

7  渡 壁 420  7  外 川 300

4  栗 島 320  9  才 津 310

1  髙 森 210  1  吉 川 300

(H)秋 山 100  5  中 島 310

2  小 林 300

 

投手成績

花咲徳栄 回  安球振責 山梨学院 回  安球振責

 髙 森 8  4440  吉 川 9  8231

 

19.10.20 秋季高校野球関東大会1回戦 常総学院―健大高崎

投打がかみ合い危なげなく茨城1位で勝ち上がってきた常総学院と地元開催で群馬3位で関東大会に挑む健大高崎の一戦。

 

先制したのは健大高崎。2回に6番先頭の橋本脩が右中間の3ベースでチャンスを作ると、7番左中間への2ベースで幸先よく先制します。続く8番戸丸もヒットで続きますが、追加点を奪うことができず、畳みかけることはできませんでした。

 

健大高崎の先発は。制球に苦しみ(特に右打者)ながらも、常総学院のまずい攻撃やバックにも助けられ、3回まで4四死球を出しながらもノーヒットで無失点のピッチング。

f:id:kyuichi46:20191021010515j:plain

健大高崎 先発 下

しかし、4回に常総学院の攻撃に捕まります。先頭の1番中山がレフトへの2ベースで出塁すると、2番三輪、3番菊地に連続四球で無死満塁。その後、4番飯田、5番石川、6番小木曽3連続タイムリで一挙4得点。常総学院が一気に逆転に成功します。

f:id:kyuichi46:20191021011258j:plain

同点タイムリーを放った 常総学院 飯田

常総学院先発の一條は長身から投げ下ろす130km/h後半のストレートと切れ味のあるスライダーを武器にヒットは打たれながらも、粘り強いピッチングで8回までを2失点に抑える好投。

f:id:kyuichi46:20191021011213j:plain

常総学院 先発 一條

健大高崎も4回途中からマウンドに上がった2番手の長谷川、5回から登板した3番手の橋本拳が無失点のピッチング反撃を待ちます。

 

健大高崎は7回に木川の犠牲フライで1点を還し、2点ビハインドで迎えた9回。1アウトから2番戸澤がセカンドへの内野安打で出塁すると、3番小澤は初球を高々と打ち上げ、これがライトスタンドに飛び込む起死回生の同点2ランホームランとなり試合は9回に振り出しに戻ります。

f:id:kyuichi46:20191021011744j:plain

同点ホームランを放った 健大高崎 小澤

続く4番木川はファーストがファンブルし、出塁すると5番長谷川はレフトへのヒットで繋ぎ1アウト1、3塁。6番橋本脩が2球目をセーフティースクイズを決め、9回に一挙3点を取り、逆転に成功します。

 

後が無くなった常総学院は9回先頭の8番陶山がショートへの内野安打で出塁。暴投とセンターフライの間に1アウト3塁とチャンスを作りますが、1番中山は変化球に空振り三振、2番三輪はレフトフライに終わり、健大高崎が土壇場の逆転勝ちで選抜当確ラインに王手をかけました。

 

常総学院は序盤の走塁死や相手を助ける攻撃が多くそれが結果的に後に響いてしまったという試合展開。魔の9回を振り払うことができませんでした。

 

健大高崎も序盤畳みかけていればもう少し楽な展開に持って行けたと思いますし、下のここまでの制球難が少し予想外でした。少ない時間ですが、微調整をして次の試合に臨んでいってほしいです。

 

秋季関東大会1回戦 常総学院健大高崎 上毛新聞敷島球場

健大高崎 010 000 103|5 下、長谷川、橋本拳―戸丸

常総学院 000 400 000|4 一條―中山

 

 健大高崎  打安点   常総学院  打安点

7  古 滝 410  2  中 山 410

8  戸 澤 410  6  三 輪 210

4  小 澤 532  9  菊 地 300

3  安 齋 200  5  飯 田 311

(3)木 川 201  3  石 川 312

9  伊 計 200  7  小木曽 311

(1)長谷川      (7)並 岡

(H)玉 榮 100  8  吉 成 200

(1)橋本拳 210  4  陶 山 210

6  橋本脩 421  1  一 條 300

19  下  521  (H)江 幡 100

2  戸 丸 320

5  山 畑 400

(5)中 田 

 

投手成績

健大高崎 回   安球振責 常総学院 回  安球振責

  下  3.0 4644  一 條 9  12254

 長谷川 1   0010

 橋本拳 4   2340

 

 

19.10.20 秋季高校野球関東大会1回戦 青藍泰斗―西武台

接戦をものにし栃木1位で勝ち上がってきた青藍泰斗と好投手を打ち崩し埼玉2位で23年ぶりの関東大会に進んだ西武台の一戦。

 

西武台は初回から打線の力を見せます。1アウトから2番小松がセンター前ヒット、2アウト後4番松木がライト前ヒットを放ち、初回からチャンスを作ります。しかし、5番山田は青藍泰斗先発大須賀の変化球に手を出してしまい、ここは無得点に終わります。

f:id:kyuichi46:20191020232116j:plain

青藍泰斗 先発大須

先制したのは青藍泰斗。2回、先頭の4番猪瀬が四球で歩き、5番佐々木は左中間へのイムリー2ベース先制。1アウト後、7番小太刀はセンターへの当たりがぐんぐん伸びていき頭上を越える3ベース2点目。8番犠牲フライでこの回3点を取ります。

 

直後の西武台、3回の攻撃。2アウトから2番小松、3番深田の連打でチャンスを作ると、4番松木センターへのタイムリで1点を還し、さらに4回は2アウト2塁のチャンスから9番庄司イムリでさらに1点を還し、1点差とします。

 

そして西武台5回の攻撃。1アウトから連続四死球でチャンスを作ると、進塁打で2アウト2、3塁とし、5番山田は変化球を弾き返し、ライトへのタイムリでついに逆転します。

f:id:kyuichi46:20191020233355j:plain

逆転タイムリーを放った 西武台 山田

3回以降0を並べる西武台先発増田。球速は120km/h前後と速くはありませんが、100km/hをきる変化球を織り交ぜ、緩急を付けたピッチング。青藍泰斗打線もフライアウトが多く、取った25個のアウトのうち13個がフライアウトと手玉に取ります。

f:id:kyuichi46:20191020233747j:plain

西武台 先発 増田

8回に1点ずつ取り合い、西武台は9回に一挙4得点を上げ、勝負あり。青藍泰斗も9回1アウトから増田から代わった井原を攻め2点を取りますが、追い上げもそこまで。5番代打の三上を打ち取り、西武台が15安打9得点と打力を発揮し、32年ぶりの選抜当確にあと1勝としました。

 

秋季関東大会1回戦 青藍泰斗―西武台 上毛新聞敷島球場

西武台  001 120 014|9 増田、井原―伊澤

青藍泰斗 030 000 012|6 大金、佐々木、森島―猪瀬

 

  西武台  打安点   青藍泰斗  打安点

8  武 井 500  5  阿 部 520

(8) 李       3  佐 藤 400

4  小 松 410  (7)君 島 110

9  深 田 310  73 石 川 320

5  松 木 532  (R)高 橋

3  山 田 523  2  猪 瀬 312

2  伊 澤 530  81 佐々木 331

6  横 江 311  (1)森 島

1  増 田 411  (H)三 上 100

(1)井 原      9  押 山 300

7  庄 司 422  (9)齋 藤 101

            6  小太刀 411

            4   岡  301

            1  大 金 110

            (H)小 林 100

            (8)朝 倉 100

            (H)川 邉 100

 

投手成績

西武台 回   安球振責 青藍泰斗 回   安球振責

増 田 8.1 8314  大 金 5   8224

井 原 0.2 3212  佐々木 3.1 7205

              森 島 0.2 0200

19.10.19 秋季高校野球関東大会1回戦 習志野―前橋育英

激戦区千葉県を1位で勝ち上がってきた習志野と地元前橋育英との試合。習志野は例の応援団が集まり、前橋育英ブラバン無しとどっちがホームか分からない状況。実際初めて聴きましたが圧があり、グラウンドにいる選手は飲み込まれないようにするのが大変だろうなと思いました。

 

試合展開は先攻の習志野が序盤は押し気味。前橋育英の先発菊池から初回、2回とチャンスを作りますが、あと一本出ず、得点とはいきません。一方の前橋育英は先発サウスポー山内からブレーキの利いた落差の大きい変化球(チェンジアップ?)に全くタイミング合わず、3回まで1安打5奪三振

f:id:kyuichi46:20191020001721j:plain

前橋育英 先発菊池

f:id:kyuichi46:20191020001803j:plain

習志野 先発山内

試合が動いたのは4回習志野の攻撃。先頭の5番高橋がショートのエラー(サードが三遊間横っ飛びで重なり難しい打球であったが)で出塁。送りバントなどで2アウト2塁としたあと8番宮下が詰まりながらもライト前へ落とし、習志野先制します。

 

徐々に山内に適応してきた前橋育英は5回。ヒット2本と死球で2アウト満塁とすると2番飯野が手こずっていた変化球をライトへ運び、2点タイムリ逆転します。

f:id:kyuichi46:20191020002508j:plain

逆転タイムリーを放った飯野

逆転に成功した前橋育英は6回の守り。先頭の5番髙橋はライト線へのヒットで2塁を狙いますが、ライトの皆川の好返球でタッチアウトとし、2アウト後、7番飴谷のヒットを許しますが、菊池が牽制で刺すなど、流れは前橋育英かに思えました。

 

しかし、7回。1アウトから9番小林がセンター前ヒット。センターが少しファンブルしてる間に小林は一気に2塁を陥れます。1番和田は四球で歩き、2番小澤の打球は三遊間のゴロ。これがショート追いつきそうなところでしたが、グラブの下を抜け、レフト前へ2塁ランナーの小林が生還し、習志野同点に。さらに3番角田は死球で満塁とし、4番櫻井ライト線へのタイムリー2ベース2点勝ち越し。5番高橋犠牲フライでさらに1点を追加します。

 

前橋育英はその裏に1点を還しますが、習志野は8回9回と1点ずつ追加し、9回も山内がマウンドに立ち、0に抑え習志野が選抜当確ラインをかけ東海大相模と激突します。

 

両チーム12安打を放ちましたが、習志野の方が攻守にミスが無く、その差がこの点差なのかなと思います。

 

菊池はリズムに乗れそうなところを、エラーや記録に残らないミスが絡み、リズムに乗りきれなかったなという印象でした。1年生ながら130中盤のストレートを投げ、とても一冬越えたあと楽しみな投手ですが、もう一つ武器になるものを身に着けてくれると、さらに凄みのある投手になると、山内を見ていてそう思いました。守備全般をもう一度洗い直し、来年に挑んでほしいです。

 

秋季関東大会1回戦 習志野前橋育英 上毛新聞敷島球場

習志野  000 100 411|7 山内―宮下

前橋育英 000 020 100|3 菊池、武藤、大河原、細野―須永

 

  習志野  打安点   前橋育英  打安点

5  和 田 411  9  皆 川 420

4  小 澤 511  46 飯 野 532

6  角 田 430  3  諸 田 400

3  櫻 井 422  2  須 永 510

8  高 橋 311  5  井 上 410

1  山 内 301  7  永野川 410

9  飴 谷 410  6  野 村 300

2  宮 下 321  (4)小田切 110

7  小 林 310  1  菊 池 210

            (H)半 田 100

            (1)武 藤

            (H)若 林 110

            (R)山 口

            (1)大河原

            (1)細 野

            8  髙 橋 310

 

投手成績

習志野 回  安球振責  前橋育英 回   安球振責

山 内 9  122103  菊 池 7   9434

              武 藤 1  1101  

              大河原 0.2 2101

              細 野 0.1 0100

19.10.19 秋季高校野球関東大会1回戦 東海大相模―駿台甲府

打撃力を武器に神奈川県大会1位で勝ち上がってきた東海大相模と1位の山梨学院と互角に延長まで戦い山梨2位で関東大会に進んだ駿台甲府の一戦。

 

東海大相模の自慢の打線は初回から火を噴きます。1番鵜沼はショートへのボテボテの当たりでしたが、俊足を活かし内野安打。2番加藤は初球を叩き、レフト前ヒットでチャンスを広げ、3番山村は四球で無死満塁。4番西川は2球目を叩くと凄まじい打球の速さでレフトフェンスに到達。2点タイムリで先制します。

f:id:kyuichi46:20191019234421j:plain

2点タイムリーを放った西川

その後も6番神里、7番吉沢、8番大塚連続タイムリで一挙にリードを広げると止めはこの回2度目の打席の2番加藤がレフトへ高々と打ち上げ、スタンドに飛び込む満塁ホームランで初回に打者12人9得点を上げます。

f:id:kyuichi46:20191019235206j:plain

満塁ホームランを放った加藤

東海大相模の先発は前チームから主力のサウスポーの諸隈。球速は120中盤ながらスライダー、カーブなど織り交ぜテンポよく3回までノーヒットピッチングを展開。

f:id:kyuichi46:20191019235653j:plain

東海大相模先発 諸隈

初回9失点を喫した駿台甲府大須賀も2回以降は本来の安定した投球を見せ0を並べますが、さすがに初回の失点は重すぎました。

f:id:kyuichi46:20191020000121j:plain

駿台甲府先発 大須

4回に6番亀田のタイムリーで1点を還すも、6回に2失点。その裏再び亀田の犠牲フライでなんとか6回でのコールドは免れましたが、7回に6回途中からマウンドに上がった藤井を攻められ3失点。14―2、東海大相模が打で圧倒し、準々決勝に駒を進めました。

f:id:kyuichi46:20191020000518j:plain

3安打2打点の神里

 

秋季関東大会1回戦 東海大相模駿台甲府 上毛新聞敷島球場

相模 900 002 3|14 諸隈、金城、笠川―神里

駿台 000 101 0|2  大須賀、藤井―三木

 

 東海大相模  打安点   駿台甲府  打安点

8   鵜 沼 320  9  西 尾 420

45  加 藤 446  7  渡 邉 400

3   山 村 410  8  藤 澤 300

7   西 川 534  2  三 木 210

9   高 橋 200  5  池 田 100

(9) 松 本 310  3  亀 田 212

2   神 里 532  4  宗 像 100

5   吉 沢 321  (H)丸 山 100

(1) 金 城      (4)花 輪

(H) 茂 谷 100  1  大須賀 200

(1) 笠 川      (1)藤 井 100

6   大 塚 421  6  外 川 200

1   諸 隈 200  (H)三 枝 000

(H4)小 島 210  (R)曽 根 

 

投手成績

東海大相模 回  安球振責 駿台甲府 回   安球振責

  諸 隈 4  1321  大須賀 6.1 103110

  金 城 2  2121  藤 井 1.2 9014

  笠 川 1  1100

19.09.29 秋季高校野球群馬県大会決勝 桐生第一―前橋育英

勝てばスーパーシード、関東大会1勝分の価値があるこの試合。前橋育英は1年生左腕菊池桐生第一も2年生左腕の宮下、両エースが連投となりました。

f:id:kyuichi46:20191002161011j:plain

前橋育英 先発菊池

f:id:kyuichi46:20191002163219j:plain

桐生第一 先発宮下

先攻の桐生第一は初回から菊池を攻めます。この試合1番に座った飯塚がレフト前に運び、続く2番曽我もライトへのヒットでチャンスを広げます。前橋育英は初回から守りのタイム。3番加藤は初球、バントの構えからヒッティングに切り替え打ちに行きますが、ピッチャーゴロ。1-6-3の併殺で一気に2アウトに。4番廣瀬も2球で追い込まれ、最後はアウトローのストレートを見逃し三振。ここは菊池がピンチを凌ぎます。

 

ピンチを凌いだ前橋育英はその裏。コントロールが定まらない宮下から1番飯野が四球をしっかり選び出塁。2番野村は送りバントでランナーは2塁へ。3番諸田の場面でスライダーが引っかかったか、暴投となり、ランナーは3塁へ。諸田はしっかりセンターへ打球を運び、犠牲フライ前橋育英先制します。

 

桐生第一は先制されたその直後。先頭の5番中島が死球で出塁。6番大畠はバント失敗で2塁封殺されますが、続く7番星野が高めのストレートを叩き右中間を真っ二つ。1塁ランナーが生還し、すぐさま同点とします。さらに8番鈴木も右中間を破り、イムリー3ベース勝ち越し、送球が乱れている間に鈴木もホームに生還し、この回3点を奪い、逆転に成功します。

 

初回に制球を乱した宮下ですが、2回以降は低めにストレート、変化球を共に集めるピッチングで前橋育英に的を絞らせず。前半はゴロアウトが多く、後半はフライアウトが多く見受けられました。桐生第一前橋育英も内野陣の球際の強さは目を見張りました。この時期にここまで守備陣が鍛えられているのは全国でもそうないのではないでしょうか。

 

宮下が好投を続ける中、桐生第一は5回に曽我ライトへのソロホームランで中押しの得点。

 

前橋育英は6回から2年生右腕の細野。落差のある変化球を武器に4イニングを被安打0、3奪三振無失点の好投。頼れる選手が出てきたのではないでしょうか。

f:id:kyuichi46:20191002170608j:plain

前橋育英 2番手細野

連投の疲れはあったでしょうが、大きなピンチも無く淡々と投げる宮下。9回は1アウト1、2塁と久々のピンチを背負いますが、8番3安打を打っている佐藤を併殺打に打ち取り、桐生第一08年夏以来の群馬県頂点に立ちました。

f:id:kyuichi46:20191002171039j:plain

優勝を決めた桐生第一 宮下

桐生第一は打線も厚く、守備も宮下中心に堅く、関東大会でも期待できるチームだと思っています。前橋育英も絶対的なエースはいませんが、伝統の守り勝つ野球で勝ち進んで3年ぶりの群馬県勢の選抜の切符を掴んでほしいです。

f:id:kyuichi46:20191005215122j:plain

 

秋季群馬県大会決勝 桐生第一前橋育英 桐生球場

桐生第一 030 010 000|4 宮下―星野

前橋育英 100 000 000|1 菊池、細野―須永

 

 桐生第一  打安点   前橋育英  打安点

6  飯 塚 310  4  飯 野 300

8  曽 我 521  6  野 村 310

(8)工 藤      3  諸 田 301

7  加 藤 400  2  須 永 410

5  廣 瀬 300  5  井 上 410

3  中 島 200  7  永野川 420

9  大 畠 300  8  髙 橋 300

6  星 野 411  (H)新 藤 100

4  鈴 木 411  (R)山 口

1  宮 下 420  9  佐 藤 430

            1  菊 池 100

            (H)半 田 100

            (1)細 野 100

 

投手成績

桐生第一 回  安球振責 前橋育英 回  安球振責

 宮 下 9  8111  菊 池 5  7224

              細 野 4  0230