健大高崎のキャプテン、1番ショートとチームの要湯浅が一ヶ月前に右手首を骨折。チームにとってはかなり痛い離脱ですが、この試合ではセカンドを守る安里がショート、セカンドに大越、1番に今井を置く布陣になりました。
健大高崎の先発は伊藤。初回ヒット、死球、エラーで2アウト満塁にするが、6番宮沢をセカンドゴロに打ち取ります。
健大高崎は2回、先頭の渡口がエラー、高山が2ベースで出塁すると、大越がライトの頭を越す先制のタイムリー2ベースとなりました。その後、2アウト3塁とすると、1番の今井がレフトへタイムリーで3―0と差を広げます。
6回に1点を失いますが、7回には安里のタイムリー、そして山下の満塁ホームランで一挙5点を奪い、続く8回は代打、上野のホームランで11―1と大差をつけます。伊藤は7回無失点の好投、8回は小野、9回は竹本が抑えました。
健大高崎としてはいいところを存分に発揮した試合でした。
湯浅の代わりに入った、大越、今井が活躍するのはとても大きいですね。こういった選手が活躍するのはチームに勢いを与えるでしょう。
伊藤は7回3安打5四死球0失点。四死球は多かったですが、コーナーを丹念についていた印象です。小野は最速144km/h、1回3奪三振、ストレートに力があり、フォークも結構落ちてましたね。ただやはり竹本もですが、制球が不安定ですね。接戦では出しづらいでしょう。基本伊藤、向井の継投になっていくと思います。
次の試合は工大福井と仙台育英の勝者ですが、どちらが来ても厳しい戦いになるでしょう。いい試合を期待します。
選抜甲子園1回戦 甲子園球場
札幌第一 000 001 000|1 富樫(21/3)、前田(41/3)、菅野(11/3)
健大高崎 032 000 51X|11 伊藤(7)、小野(1)、竹本(1)