接戦をものにし栃木1位で勝ち上がってきた青藍泰斗と好投手を打ち崩し埼玉2位で23年ぶりの関東大会に進んだ西武台の一戦。
西武台は初回から打線の力を見せます。1アウトから2番小松がセンター前ヒット、2アウト後4番松木がライト前ヒットを放ち、初回からチャンスを作ります。しかし、5番山田は青藍泰斗先発大須賀の変化球に手を出してしまい、ここは無得点に終わります。
先制したのは青藍泰斗。2回、先頭の4番猪瀬が四球で歩き、5番佐々木は左中間へのタイムリー2ベースで先制。1アウト後、7番小太刀はセンターへの当たりがぐんぐん伸びていき頭上を越える3ベースで2点目。8番岡の犠牲フライでこの回3点を取ります。
直後の西武台、3回の攻撃。2アウトから2番小松、3番深田の連打でチャンスを作ると、4番松木はセンターへのタイムリーで1点を還し、さらに4回は2アウト2塁のチャンスから9番庄司のタイムリーでさらに1点を還し、1点差とします。
そして西武台5回の攻撃。1アウトから連続四死球でチャンスを作ると、進塁打で2アウト2、3塁とし、5番山田は変化球を弾き返し、ライトへのタイムリーでついに逆転します。
3回以降0を並べる西武台先発増田。球速は120km/h前後と速くはありませんが、100km/hをきる変化球を織り交ぜ、緩急を付けたピッチング。青藍泰斗打線もフライアウトが多く、取った25個のアウトのうち13個がフライアウトと手玉に取ります。
8回に1点ずつ取り合い、西武台は9回に一挙4得点を上げ、勝負あり。青藍泰斗も9回1アウトから増田から代わった井原を攻め2点を取りますが、追い上げもそこまで。5番代打の三上を打ち取り、西武台が15安打9得点と打力を発揮し、32年ぶりの選抜当確にあと1勝としました。
西武台 001 120 014|9 増田、井原―伊澤
青藍泰斗 030 000 012|6 大金、佐々木、森島―猪瀬
西武台 打安点 青藍泰斗 打安点
8 武 井 500 5 阿 部 520
(8) 李 3 佐 藤 400
4 小 松 410 (7)君 島 110
9 深 田 310 73 石 川 320
5 松 木 532 (R)高 橋
3 山 田 523 2 猪 瀬 312
2 伊 澤 530 81 佐々木 331
6 横 江 311 (1)森 島
1 増 田 411 (H)三 上 100
(1)井 原 9 押 山 300
7 庄 司 422 (9)齋 藤 101
6 小太刀 411
4 岡 301
1 大 金 110
(H)小 林 100
(8)朝 倉 100
(H)川 邉 100
投手成績
西武台 回 安球振責 青藍泰斗 回 安球振責
増 田 8.1 8314 大 金 5 8224
井 原 0.2 3212 佐々木 3.1 7205
森 島 0.2 0200