打撃力を武器に神奈川県大会1位で勝ち上がってきた東海大相模と1位の山梨学院と互角に延長まで戦い山梨2位で関東大会に進んだ駿台甲府の一戦。
東海大相模の自慢の打線は初回から火を噴きます。1番鵜沼はショートへのボテボテの当たりでしたが、俊足を活かし内野安打。2番加藤は初球を叩き、レフト前ヒットでチャンスを広げ、3番山村は四球で無死満塁。4番西川は2球目を叩くと凄まじい打球の速さでレフトフェンスに到達。2点タイムリーで先制します。
その後も6番神里、7番吉沢、8番大塚の連続タイムリーで一挙にリードを広げると止めはこの回2度目の打席の2番加藤がレフトへ高々と打ち上げ、スタンドに飛び込む満塁ホームランで初回に打者12人9得点を上げます。
東海大相模の先発は前チームから主力のサウスポーの諸隈。球速は120中盤ながらスライダー、カーブなど織り交ぜテンポよく3回までノーヒットピッチングを展開。
初回9失点を喫した駿台甲府の大須賀も2回以降は本来の安定した投球を見せ0を並べますが、さすがに初回の失点は重すぎました。
4回に6番亀田のタイムリーで1点を還すも、6回に2失点。その裏再び亀田の犠牲フライでなんとか6回でのコールドは免れましたが、7回に6回途中からマウンドに上がった藤井を攻められ3失点。14―2、東海大相模が打で圧倒し、準々決勝に駒を進めました。
相模 900 002 3|14 諸隈、金城、笠川―神里
8 鵜 沼 320 9 西 尾 420
45 加 藤 446 7 渡 邉 400
3 山 村 410 8 藤 澤 300
7 西 川 534 2 三 木 210
9 高 橋 200 5 池 田 100
(9) 松 本 310 3 亀 田 212
2 神 里 532 4 宗 像 100
5 吉 沢 321 (H)丸 山 100
(1) 金 城 (4)花 輪
(H) 茂 谷 100 1 大須賀 200
(1) 笠 川 (1)藤 井 100
6 大 塚 421 6 外 川 200
1 諸 隈 200 (H)三 枝 000
(H4)小 島 210 (R)曽 根
投手成績
諸 隈 4 1321 大須賀 6.1 103110
金 城 2 2121 藤 井 1.2 9014
笠 川 1 1100