春はあれよあれよと県ベスト4に勝ち進んだ前橋東。この夏も旋風を巻き起こせるか期待がかかります。
渋川の先発は右のオーバーハンドのエース島。初回100km/h台と90km/h台の変化球を駆使し、初回は2つの三振を獲り、0で終えます。
前橋東の先発は右サイドの背番号11の稲葉。初回エラーなどで2アウト2塁とすると、4番吉田のレフトへのタイムリーで渋川が先制します。
島を打ちあぐねていた前橋東ですが、3回2アウト1,2塁のチャンスを作り、2番関口がセンターオーバーのタイムリーで逆転に成功します。続く4回にも1アウト満塁のチャンスを作り、1番の西山が押し出しの死球で1点追加。2アウト後、3番の久保田がライトへ打球を放ち、これをライトが飛び込むも打球は後ろへ転がり、走者一掃、さらにバッターの久保田もホームへ還り記録はランニング満塁ホームランとなり、この回5点を追加します。
8回には先頭の1番西山が今日3本目のヒットで出塁し、その後、1アウト2,3塁のチャンスを作ると、4番市川がレフトへ2点タイムリーを放ち9点目を入れます。
前橋東の稲葉は、初回点を取られた後、冷静なピッチングを展開。低めに集める投球で四死球0、打たせたフライアウトは9個と持ち味を発揮し、8回途中1失点の好投。最後はエースの今泉が締め8回コールドでベスト16進出を果たしました。
渋川は先発稲葉から初回は鋭い当たりを飛ばしていましたが、点差が離れるにつれ、焦りが出たのか、打ちあぐねてしまい、術中に嵌ってしまったという感じでした。
前橋東の春のベスト4は決してフロックではないことをこの試合で確信しました。応援団も迫力があり、もっと見て見たいチームだと思いました。
選手権群馬大会3回戦 城南球場
前橋東 002 500 02|9 稲葉(71/3)、今泉(2/3)
渋 川 100 000 00|1 島(8)
前橋東 打安点 渋 川 打安点
8 西 山 431 5 今 井 200
7 関 口 412 (H) 相 田 000
6 久保田 424 8 柳 岡 400
2 市 川 412 2 松 村 300
9 野 坂 500 7 吉 田 311
(1)今 泉 9 広 田 300
4 笹 澤 410 1 島 300
39 三 森 320 6 山 川 310
5 塩 尻 430 3 久 保 100
13 稲 葉 420 (H3)久保野 100
4 木 村 310
投手成績
前橋東 回 安四三責 渋 川 回 安四三責
稲 葉 7.1 3030 島 8 15439
今 泉 0.2 0200