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秋季群馬県大会準々決勝 高経大附―常磐

高経大附は初戦シードの太田東を破り、ここのところ好成績を残す関学大附も破り勢いに乗っている。

常磐も好投手山上を擁し、ここまで3試合で2失点と好調。

勢いに乗るチーム同士、どちらが制すか。

 

<<試合経過>>

高経大附の先発は高澤。初回をきっちり三者凡退で打ち取ると、常磐先発山上の立ち上がりを攻める。1回、制球が定まらない山上から先頭の高橋周がヒット、3番の高橋幸が四球、2アウト1、2塁から5番高澤が自らのバットで先制

先制された常磐の先発山上だが、2回は力強いストレートと変化球のコンビネーションで三者連続三振

高澤はサイドスローから緩急自在のピッチングを展開し、凡打の山を築く。山上も2回以降はコントロールも安定し、追加点を与えない。

その後1―0のまま、1点を追い9回常磐の攻撃。3番の松野が四球、4番の松下の送りバントがピッチャーへの内野安打となり、0アウト1、2塁。5番山上がしっかり送り、1アウト2、3塁。6番小澤はセンターへ鋭い当たり。これをセンターの植原がダイビングキャッチのファインプレー。3塁ランナー動けず、2アウトとなり、7番の三宅も打ち取られ、スミ1で高経大附がベスト4へ進出した。

 

<<寸評>>

高経大附の高澤は緩急自在のピッチングで常磐打線を手玉に取りました。散発4安打完封。三振はわずかに1個。打たせた内野ゴロは17個。まさに打たせて取るピッチングでした。

常磐の山上は夏に140キロ連発したと聞きましたが、恐らくこの試合でも何球も投げていたでしょう(スピードガンが無いのでわかりませんが)。初回はストレートにこだわりすぎて、痛打されましたが、2回以降は変化球主体に切り替え、高経打線を2安打に抑えました。

山上は8回4安打1四球9奪三振。コントロールも悪くなく、変化球もよい。一冬越え、レベルアップすれば、プロも狙えてくるピッチャーになれるだろうと思います。期待してます。

高経大附は関東の切符をかけ、健大高崎と対戦。西毛リーグでは大差で敗れたらしいが、その差を少しでも縮めることができるか、楽しみです。

 

秋季群馬県大会準々決勝 桐生球場

常磐   000 000 000|0 山上(8)

高経大附 100 000 00X|1 高澤(9)