きゅーいちのあれ(仮)

だいたい野球のこと

春季群馬県大会準決勝 関学大附―市立太田 監督就任3年目、着実に力をつける公立校

富士重工都市対抗準優勝に導いたことのある水久保監督が市立太田に監督就任して3年目。なかなか結果が出なかったチームでしたが、今年の春は3回戦でシード校の前橋工を延長で振り切り勝利。準々決勝では桐生第一相手にコールド勝ちを収めました。着実に力をつける公立校が11年ぶりの関東大会を決められるか。

 

市立太田の先発は名田。インステップからストレートをぐいぐいバッターに投げ込むに投げ込むサウスポーです。初回1番の河田をストレートで三振に打ち取ると、2番中里、3番柴田も打ち取り三者凡退の上々のスタートをきります。

 

2季連続決勝進出を目指す関学大の先発は190センチ近い身長から投げ下ろす右オーバーの高橋。1番山村、2番中山裕を打ち取り、3番今井には変化球で三振を奪いこちらも三者凡退スタートをきります。

 

関学大附は2回。1アウトから5番長島センター前ヒットで出塁すると、その後2アウト1、3塁となり、8番岡本三遊間をしぶとく破るタイムリ先制します。

 

その裏の市立太田。先頭の4番山城センター前ヒットで出塁。5番菊地が送り、6番萩谷センター前ヒットでチャンスを広げます。しかし7番生方はストレートで三振。8番名田は四球で満塁としますが、9番加藤も三振に打ち取り、関学大附の高橋に軍配が上がります。

 

ピンチを凌いだ関学大附は直後の3回に名田を攻めます。1アウト1、3塁から4番来須2ベース1点、2アウト後6番貝原センターに抜けるタイムリでさらに2点を追加し、リードを広げます。

 

市立太田は5回。4回からリリーフしている右サイドの森戸から、1アウト2塁のチャンスを作ると、1番山村レフトへのタイムリで1点を還します。続く2番中山裕もセンターへヒットを叩くと1塁ランナーの山村が3塁を狙いますが、センター岡本の好返球でアウトとなり、チャンスが潰えます。

 

7回には1点を失い、4点ビハインドで迎えた7回裏の市立太田。6回からリリーフしている藤家を攻め、1アウト2、3塁のチャンスとすると、1番山村レフト前のタイムリで1点を還すと、2番中山裕ファーストゴロの間にさらに1点を還します。2アウト2塁となり3番今井は初球のストレートを叩き、これがレフトスタンドに入る2ランホームランとなり、この回一挙4得点を上げ同点とします。

 

同点とされた関学大附は直後の8回、先頭の6番貝原がショート今井のエラーで出塁すると、2アウト1、2塁となり、1番河田サードへのボテボテの当たり、これが内野安打となり、関学大附が勝ち越します。その後も2番中里、3番柴田イムリ関学大附も4点を奪いリードします。

 

市立太田もその裏に代打金子イムリで2点差に迫るも、9回は8回途中からリリーフした柴田に抑えられ、関学大2季連続の決勝へ進出しました。

 

市立太田はこの春の大会は打線が活発でこの試合も4点ビハインドを追いつきました。昨年からレギュラーの選手も多く、水久保監督のもと、最後の夏どこまで完成度を上げられるか楽しみです。

 

2季連続で決勝進出の関学大附はこの春、高橋が戻ってこれたのは大きな収穫でしょう。さらに厚みを増した投手陣で関東大会を戦ってきてほしいです。

 

 

春季群馬県大会準決勝 高崎城南球場

関学大附 013 000 140|9 高橋(3)、森戸(2)、藤家(22/3)、柴田(11/3)

市立太田 000 010 420|7 名田(60/3)、金井(1)、藤生(1)、菊地(1)

 

 関学大附  打安点   市立太田  打安点

7  河 田 411 2   山 村 522

6  中 里 422 78  中山裕 511

51 柴 田 422 6   今 井 512

2  来 須 511 9   山 城 510

3  長 島 520 31  菊 地 300

4  貝 原 412 5   萩 谷 430

9  砂 永 500 4   生 方 300

8  岡 本 431 1   名 田 000

1  高 橋 100 (1) 金 井

(H)小 島 000 (H7)武 井 220

(1)森 戸     8   加 藤 200

(H)鎌 田 100 (1) 藤 生

(1)藤 家 000 (H) 金 子 112

(5)増田海 100 (R3)中山颯

 

投手成績

関学大附 回   安三四責 市立太田 回   安三四責

 高 橋 3   2410  名 田 6.0 8235

 森 戸 2   3211  金 井 1   0000

 藤 家 2.2 6016  藤 生 1   3010

 柴 田 1.1 0000  菊 地 1   1300

 

春季群馬県大会準決勝 健大高崎―前橋育英 最大の壁、連敗ストップへ

打線の破壊力は全国でも屈指の健大高崎。今日の試合勝てば関東大会を決めますが、相手は県内最大のライバル前橋育英健大高崎前橋育英に14年秋に勝利してから、15年春、16年春、16年夏、16年秋、17年春、17年夏と6連敗中です。夏に向けて苦手意識を払拭できるか、甲子園に向けて焦点になってきそうです。

 

前橋育英の先発は最速144km/hを誇る右オーバーの恩田。初回、1番山下は2球目を叩くと、高々と上がった打球は悠々とライトスタンドへ飛び込む先頭打者ホームランで幸先よく先制します。山下のホームランでペースを乱したか、恩田は立て続けにヒットを打たれ、打者11人、6安打5失点健大高崎としては変化球を上手く逆方向に打つなど、ベンチの指示が徹底できていたのかな、という印象です。

 

健大高崎の先発は2年生の吉田。去年の秋から主戦で投げていましたが、この春は初登板。投球のほとんどが動かすボールでフォーシームは全く投げません。5点を取られた前橋育英は初回、先頭の笹澤がライトへのヒットで出塁。1アウト後、3番久保がライト前ヒット、ライトがファンブルしている間に2塁へ到達します。4番小池はファーストゴロ、この間に3塁ランナーが還り、すぐさま1点を還します。

 

1点を取られましたが、今日はこの吉田が圧巻でした。初回に5点という援護もあったので伸び伸び投げられたでしょう。テンポの良い投球で動かすボールを多投し、打たせて取るピッチング。前橋育英打線も打てると思ったボールが芯から外され、塁に出ても併殺で切り抜けられてしまいます。

 

健大高崎は4回に大柿のタイムリー、5回には高山の犠牲フライで加点。前橋育英も4回に1点を還し、5回から登板したサウスポーの石塚が4回を1失点、9回には2年生の梶塚が無失点で抑えます。

 

9回、5点差で健大高崎の先発吉田は1アウト1、2塁のピンチを背負いますが、代打の山野辺をサードゴロ併殺、今日3つ目の併殺完成させ、吉田は内野ゴロ15個を築き、9回73球完投勝利健大高崎が4年ぶりに前橋育英に勝利し、関東大会進出を決めました。

 

前橋育英はいきなり5点のビハインドもあってか打線に焦りが生じて、なかなか得点に結びつくことができませんでした。後少ない時間でどこまで完成度を高めていくのか、注目していきたいです。

 

健大高崎はここまで投手陣が不安定でしたが、ここで吉田がこのピッチングをしたことでチームにも本人にもいい影響を与えるでしょう。打線は5点を先行しましたが、その後はやや消化不良。残塁が多く押しきれない印象でした。決勝、関東大会と続きますが、課題を1つずつ消化していってほしいです。

 

 

春季群馬県大会準決勝 高崎城南球場

健大高崎 500 110 000|7 吉田(9)

前橋育英 100 100 000|2 恩田(4)、石塚(4)、梶塚(1)

 

 健大高崎  打安点   前橋育英  打安点

73 山 下 211  4  笹 澤 420

6  小 林 520  6  北 原 400

4  大 越 420  9  久 保 420

5  高 山 222  2  小 池 431

2  大 柿 421  7  梅 澤 301

9  享 保 422  (H)山野辺 100

(H)柳 澤 100  3  柳 澤 300

(9)古 屋      5  剣 持 200

3  嶋 本 420  (5)森 脇 100

(7)日 野      1  恩 田 100

8  今 井 411  (1)石 塚 100

1  吉 田 400  (H)石 田 000

            (1)梶 塚

            8  川 原 300

 

投手成績

健大高崎 回  安三四責 前橋育英 回  安三四責

 吉 田 9  7111  恩 田 4  12046

              石 塚 4  1240

              梶 塚 1  1010

春季群馬県大会2回戦 高崎商大附―樹徳 尻上がりに調子を上げ寄せ付けず

樹徳は昨秋不祥事で県大会には出場できず、今春がこのチームで挑む初めての大会となります。

 

高崎商大附の先発はサウスポーの堀野。初回、先頭の1番茂木センター前ヒットを打たれ、2番室田が送り、3番金井がレフトへの打球を放つとグングン伸び、これがレフトスタンドに入る2ランホームランを放ち、樹徳が幸先よく先制します。

 

樹徳の先発は県内注目投手に挙げられる右投手の。勢いのあるストレートが武器ですが、今日の試合の立ち上がりは高めに浮くのが目立ちます。初回は2番狩野がライト前ヒットで出塁。暴投で2塁へ進まれるなど、いきなりピンチを背負います。3番髙杉はピッチャーゴロで2塁ランナーの狩野が飛び出し、これを冷静に挟殺プレーに持ち込みアウトにします。4番本多には初球死球を与えますが、5番細谷をショートゴロに打ち取りピンチを脱します。

 

堤は2回にも先頭の6番岩下に四球。7番山室には2ベースを打たれ0アウト2、3塁のピンチを背負います。しかし、8番山本、9番堀野、1番小林を三者連続三振に打ち取ります。

 

荒れている堤に対して、初回に2点取られましたが、高崎商大附先発堀野は緩いボールを上手く使い、樹徳打線に的を絞らせません。2回以降は1人もランナーを出さずに、パーフェクトで抑えます。

 

堀野を援護したい打線は4回。2アウト3塁から8番小林が、サード方向へセーフティースクイズ。これが見事に決まり、1点を還します

 

6回。完璧に樹徳打線を封じていた堀野ですが、先頭の9番吉田にストレートの四球。ここまでボール先行もほとんどなく、突然の四球でした。続く1番茂木はショートライナーで1塁ランナーも戻れずアウトにしますが、2番室田には再び四球。初球に盗塁を成功させ、3番金井今日3打点目となるセンターへのタイムリで樹徳は待望の追加点を上げます。

 

7回には先頭の4番貫井が3ベースで出塁。1アウト後、6番小林スクイズでさらに1点を追加します。

 

援護をもらった堤は今まで決まらなかったストレートが低めに制球されるようになり、6、7回を三者凡退に抑え、8回、9回はピンチを背負いますが、0で切り抜け、堤が7四死球ながら尻上がりに調子を上げ、1失点完投勝利を果たしました。

 

 

春季群馬県大会2回戦 高崎城南球場

樹 徳 200 001 100|4 堤(9)

商大附 000 100 000|1 堀野(9)

 

  樹 徳   打安点 高崎商大附  打安点

6   茂 木 410 6  小 林 500

97  室 田 100 4  狩 野 310

(R7)西 山     7  髙 杉 400

8   金 井 423 3  本 多 310

5   貫 井 410 (R)清 水

4   越 塚 400 (3)川 口

(4) 須 田     9  細 谷 200

3   小 林 301 8  岩 下 210

1    堤  300 2  山 室 410

2   田 村 200 5  山 本 311

(H) 大 橋 100 1  堀 野 300

(2) 今 泉     (H)澤 田 100

7   吉 田 100

(H9)青 木 100

 

投手成績

樹 徳 回  安三四責  商大附 回  安三四責

 堤  9  5871  堀 野 9  4424

春季群馬県大会2回戦 前橋育英―東農大二 夏への視界良好

昨秋6季連続県優勝、4季連続甲子園を目指した前橋育英。しかし、準々決勝で藤岡中央に延長14回1―2で敗れ、その道が閉ざされました。一冬越え、三連覇を目指すチームがどのような野球を見せるのか。

 

前橋育英の先発は昨秋もエースナンバーを背負った、右オーバーの恩田。この試合はストレートが冴えていました。初回、1番吉井、2番諸藤をストレートで空振り三振。3番の大河原をセカンドゴロに打ち取り、素晴らしい立ち上がりを見せます。

 

東農大二の先発も右オーバーの生田。こちらはストレートとスライダーのコンビネーションで初回三者凡退に抑えます。

 

生田は2回。4番小池をストレートで空振り三振、5番梅澤をストレートで見逃し三振に取り、2アウトを取りますが、6番柳澤、7番森脇に連続ヒットを打たれ、ピンチを招きます。しかし、8番恩田を初球、ストレートでサードゴロに打ち取り、0で切り抜けます。

 

東農大二は3回。1アウトから8番瀬間がチーム初ヒットとなるレフト前ヒットで出塁します。上位に繋ぎたい9番生田でしたが、初球を叩くもセカンドゴロ、2塁封殺。1番吉井に還りますが、吉井は変化球を空振り三振。前橋育英先発恩田が早くも4つ目の三振を奪います。

 

前橋育英はその裏。先頭の9番笹澤がレフト線への2ベースで出塁。1番川原サード方向へのバント。これがセーフとなり0アウト1、3塁のチャンス。2番キャプテンの北原はストレートをライトへ運び、これが犠牲フライとなり、前橋育英先制します。続く3番久保は、初球、左中間を破る打球を放ち、1塁ランナーの川原が悠々生還。追加点を挙げます。

 

前橋育英は続く4回にも、6番柳澤、7番森脇の連打などで1アウト1、3塁とすると、9番笹澤ピッチャー強襲のタイムリ1点追加東農大二は生田からサウスポーの阿部航にスイッチしますが、1番川原は四球、1アウト満塁から2番北原レフト前タイムリでさらに2点を追加し、この回3点を挙げます。

 

先発の恩田は5回に初めてスコアリングポジションにランナーを置きますが、8番瀬間をショートライナーに打ち取り、5回を投げ2安打5奪三振無四球無失点と完璧なピッチングを見せます。

 

6回からはサウスポーの石塚がマウンドに。石塚も2回を投げ、無安打無失点ピッチングを展開し、東農大二に点を与えません。

 

前橋育英は6回にも9番笹澤犠牲フライで1点。7回には2アウト満塁から1番川原はショートへのフライ。この打球が太陽と重なってしまったか、ショートが落球し、記録はヒットで7点目。前橋育英が投打に隙を見せず7回コールド勝ちを収めました。

 

今年の前橋育英は2016年と重なります。前の年の秋は県大会で0―1と敗れましたが、春には県大会優勝すると、地元で開催された関東大会は次々に強豪校を破り、優勝。勢いそのままに、夏の県大会でも優勝を果たし、甲子園出場しました。あくまでも目標は夏。三連覇へ向けての視界は良好とみれた試合でした。

 

春季群馬県大会2回戦 高崎城南球場

東農大二 000 000 0|0 生田(31/3)、阿部(0/3)、古舘(31/3)

前橋育英 002 301 1|7 恩田(5)、石塚(2)

 

 東農大二  打安点  前橋育英  打安点

2  吉 井 200 8  川 原 321

8  諸 藤 300 6  北 原 313

6  大河原 300 9  久 保 421

5  齋 藤 300 2  小 池 400

3  阿部桂 310 7  梅 澤 300

4  狩 野 200 (1)石 塚

9  角 田 100 (H)上 原 000

(1)阿部航     (R)丸 山

(1)古 舘 000 3  柳 澤 430

7  瀬 間 210 5  森 脇 430

19 生 田 200 17 恩 田 410

           4  笹 澤 322

 

投手成績

東農大二 回   安三四責 前橋育英 回  安三四責

 生 田 3.1 8205  恩 田 5  2500

 阿 部 0.0 1010  石 塚 2  0110

 古 舘 3.1 5122  

春季群馬県大会1回戦 前橋商―大間々 公立復興へ勝負の年

前橋育英健大高崎が台頭し、公立高校の影が薄れてしまった群馬県。今年の公立一番手となりそうなのは前橋商業です。2年前の1年生大会、若駒杯では桐生第一前橋育英と群馬が誇る私立を倒して優勝を果たしました。その時の選手が3年生として最後の1年に挑みます。

 

前橋商の先発は右オーバーの下境。いきなり大間々の1番小林雄にヒットを打たれると、続く2番石井の送りバントファンブルし、0アウト1、2塁とします。3番小林大も送りバントを敢行しますが、ピッチャー前に転がり、これを下境が3塁へ送り封殺し冷静に対処します。その後も4番山後、5番青木を打ち取り、下境が0で終えます。

 

大間々の先発は左のオーバー小林大。前橋商の1番都丸がレフト前ヒットで出塁すると、2番中島が送りバントで2塁へ。2アウト後、4番岩崎センターへ痛烈な当たりを放ち、都丸がホームイン。前橋商が1点を先制します。

 

先制された大間々は2回。先頭の6番淺野がセンター前ヒットで出塁し、7番黒澤の送りバントで2塁とすると、8番西島はセカンドへいい当たりを放ちますが、正面のライナーとなり、2塁ランナーも還れずチャンスをつぶします。

 

前橋商の先発、下境はストレートの制球が不安定でしたが、変化球でカウントを取り、打たせて取るピッチングで4回を0に終えます。

 

5回からは前橋商は右サイドの松村。緩急をつけ、大間々打線を翻弄し、3回を1安打に抑える完璧なピッチングを見せます。

 

前橋商打線はコツコツと得点を重ね、6回には0アウト1塁から1番都丸センターフェンス直撃のヒット。打球が転々としている間に、快足を飛ばし、ランニングホームランを記録します。

 

7回には2アウト1,2塁で再び都丸が打った瞬間それと分かるレフトへ3ランホームラン9点目を入れ、前橋商7回コールドの快勝を果たしました。

 

前橋商が強さを見せつけた試合となりました。打撃の他にも随所に見せる守備での好プレーも光り、よかったです。中々突破できない私立の壁を超えることができるか期待したいです。

 

大間々は部員不足で大会に出られないときもありましたが、今年も1年生が多く入ったようで安心しました。スイングの鋭さや守備での球際の強さが際立ち、夏までにどんな成長するのか楽しみです。

 

春季群馬県大会1回戦 高崎城南球場

大間々 000 000 0|0 小林大(7)

前橋商 110 202 3|9 下境(4)、松村(3)

 

  大間々  打安点  前橋商   打安点

6  小林雄 320 5  都 丸 535

5  石 井 200 4  中 島 300

1  小林大 300 6  吉田晃 421

2  山 後 300 2  岩 崎 421

8  青 木 300 7  戸 塚 310

9  淺 野 320 3  温 井 200

7  黒 澤 200 (H)飯 島 100

4  西 島 200 8  神 道 420

3  根 岸 200 9  真 藤 430

           (R)新 井

           1  下 境 111

           (H)小 松 111

           (1)松 村 110

           (H)吉田蓮 110

 

投手成績

大間々 回  安四三責 前橋商 回  安四三責

小林大 7  17109 下 境 4  3010

            松 村 3  1040

2017→2018 群馬の選手の進路

【投手】

・山上 信吾(常磐高→読売育②)

ダイナミックなフォームから力強いストレートを投げ込む右腕。投手歴も浅く伸びしろがある。夏は怪我もあり本調子ではなかったが、悔しさも糧にまずは支配下を目指す。

  • 主な経歴 17夏県ベスト8 17春県ベスト8 16秋県ベスト8

 

仙波 涼人(常磐高→SUBARU)

低めの制球力と緩急を織り交ぜたピッチングが持ち味のサウスポー。春、夏と前橋育英を苦しめ、名を馳せた。地元でさらに力を磨き、山上に追いつきたい。

  • 主な経歴 17夏県ベスト8 17春県ベスト8 16秋県ベスト8

 

・皆川 喬涼(前橋育英高→中央大)

バネのある体から繰り出す最速149km/hのストレートが武器の急成長を遂げた右腕。プロからも高い評価を受けたが、進学を選択。東都で1年目から活躍したい。

  • 主な経歴 17夏甲子園3回戦 17春甲子園2回戦 16夏甲子園2回戦 16春関東優勝

 

・根岸 崇裕(前橋育英高→立教大)

190cmを超える身長から投げ下ろすストレートが武器の未完の大器。高校では実績は残せなかったが、大学でさらなる成長を。

  • 主な経歴 17夏甲子園3回戦 17春関東2回戦 17春甲子園2回戦

 

・吉澤 悠(前橋育英高→SUBARU)

小柄ながらキレのある速球を放つ右腕。一昨年の夏の甲子園からマウンドでは悔しい思いをし続けた。自分の武器をさらに磨き、ドームで快投する。

  • 主な経歴 17夏甲子園3回戦 17春甲子園2回戦 16夏甲子園2回戦 16春関東優勝

 

小野 大夏(健大高崎高→Honda)

捕手も経験したことがある本格派右腕。自身最大の武器である球速をさらに伸ばし、絶対的なピッチャーになりたい。

  • 主な経歴 17夏県準優勝 17春県準優勝 17春甲子園ベスト8 16夏県準優勝

 

・石井 将希(桐生第一高→上武大→阪神育①)

最速146km/hを誇る左腕。大学2年春にはリーグ4勝上げたが、その後は徐々に登板数が少なくなり、実績を上げられなかった。それでも育成で指名され、這い上がりをみせたい。

  • 主な経歴 15大学選手権ベスト4 15春新人賞 13夏県3回戦

 

宮川 哲(東海大山形高→上武大東芝)

ノビのあるストレートと緩急を使ったピッチングが武器の右腕。昨秋は指名漏れも今年3月のスポニチ大会では自己最速の150km/hをマーク。2年後を見据える。

 

大出 翔一(館林高白鴎大JR東日本)

空振りが取れるストレートと制球力が武器の右腕。大学4年秋に肘痛が発症。手術を行い1年のブランクを経ての入社となった。ブランクを吹き飛ばす活躍を。

 

沼田 拓巳(大垣日大高→名古屋産業大→エディオン愛工大OB BLITZ→ドジャース/マイナー→BC群馬→BC石川→ヤクルト⑧)

最速155キロのストレートが武器の右腕。様々な経験を経て、NPB入りを果たした。その経験も武器に大暴れしたい。

  • 主な経歴 16独立日本一

 

【捕手】

西村 凌(青森山田高→SUBARUオリックス)

高校時代はプロ注目の強肩強打の捕手として鳴らした。社会人では俊足も活かし外野手としてもプレー。ユーティリティーを磨き出場機会を伸ばしたい。

  • 主な経歴 16日本選手権2回戦 13夏県ベスト4

 

内野手

・湯浅 大(健大高崎高→読売⑧)

フットワークの良さを活かした守備範囲の広さは1級品のショート。走塁、守備は高い評価を受けているだけに打撃を伸ばし、一軍でプレーしたい。

  • 主な経歴 17夏県準優勝 17春県準優勝 17春甲子園ベスト8 16夏県準優勝

 

安里 樹羅(健大高崎高→東北福祉大)

積極的なバッティングが持ち味のセカンド。パンチ力も備え、俊足を活かした守備力などセンスが光る。東北の地でさらに磨きをかけたい。

  • 主な経歴 17夏県準優勝 17春県準優勝 17春甲子園ベスト8 16夏県準優勝

 

飯島 大夢(前橋育英高→日本体育大)

独特なフォームから豪快な一打を放つスラッガー。昨夏の甲子園では左手首を骨折しながらも、山梨学院高戦で1本塁打含む3安打。体を万全にし、大学でも一発を放つ。

  • 主な経歴 17夏甲子園3回戦 17春県優勝 17春甲子園2回戦 16夏甲子園2回戦

 

鏑木 風雅(桐生第一高→上武大)

広角に打ち分けるバッティングが持ち味のショート。下級生時代は順風満帆な活躍も自身の代では県大会で僅かに1勝。強豪で1から鍛える。

  • 主な経歴 17夏県2回戦 16春甲子園1回戦

 

・中島 淳(作新学院東洋大)

前橋シニアから強豪校に進学。チャンスに強い4番として2度の甲子園出場に貢献した。東都の名門でさらに力を磨く。

  • 主な経歴 17夏甲子園1回戦 17春甲子園2回戦 17秋関東優勝

 

・周東 佑京(東農大二高→東農大北海道オホーツクソフトバンク育②)

俊足を活かした打撃と内外野守れる守備が持ち味。大学1年から頭角を現し、レギュラーの座を守り抜いた。まずはファームで実績を残し、支配下登録へ。

 

原澤 健人(前橋工高東洋大SUBARU)

大柄な体格から放つ長打が持ち味。大学では1年春から出場するも、その後は低迷。しかし4年秋にようやく初本塁打、全国でも2本塁打を打ち名を轟かせた。地元に戻り再び花を咲かせる。

 

小豆澤 誠(飛龍高→上武大JX-ENEOS)

匠な守備が光る遊撃手。守備能力は既に一級品であり、打撃でも3月の千葉ロッテとの練習試合で先頭打者本塁打、9回には逆転満塁本塁打を放つ離れ業。アピールを続けていきたい。

 

鳥巣 誉議(久留米商高→上武大JFE東日本)

高いミート力を誇る三塁手。1年春から打率.414を記録したバッティングをさらに伸ばし、社会人でも活躍する。

 

土谷 恵介(前橋育英→中央大→鷺宮製作所)

広い守備範囲が持ち味のショート。本職のショートの他にもセカンド、ファーストをこなし、打撃でも17年秋に首位打者を獲得した。

 

【外野手】

丸山 和郁(前橋育英高→明治大)

走攻守投、四拍子揃った身体能力が高い外野手。甲子園では1大会盗塁記録に並んだ。世界の舞台も経験し、次のステージでも走り回りたい。

  • 主な経歴 17U-18代表 17夏甲子園3回戦 17春甲子園2回戦 16夏甲子園2回戦 16春関東優勝

 

島田 海吏(九州学院高→上武大阪神)

大学球界屈指の俊足と高い出塁率を誇る外野手。高校大学合わせて6度の全国大会出場、3度の日本代表に選ばれた。1年目からレギュラー争いに加わりたい。

 

第90回記念選抜高等学校野球大会、2018年春の甲子園ベスト8予想、寸評

ベスト16予想、ベスト8予想

 

①【(東筑聖光学院)―東海大相模静岡駒大苫小牧

  • 地区優勝校が4校ひしめく激戦区。東筑は昨夏に引き続きエースの石田が牽引。石田を含めレギュラー5人が残り、この激戦区を勝ち上がりたい。聖光学院は昨年からレギュラーの矢吹をはじめ、須田、五味などの強力打線が引っ張る。東海大相模は1年から4番を張る森下、怪我から復帰のエース齋藤と投打に盤石の体制。静岡はトップバッターの村松が足でかき回し、3番黒岩、4番成瀬がしっかりと仕事したい。駒大苫小牧は道大会全試合で二桁安打を記録した打線が武器。粘り強さも定評があり接戦をものにしたい。

②【日本航空石川膳所明徳義塾中央学院

  • ここも地区優勝校が3校集まった。日本航空石川は昨夏の中軸メンバーが残り、全国でも屈指の打線。大橋、重吉、杉本の三本柱がしっかり抑えたい。膳所は話題になったデータ野球を駆使し、エースの手塚がロースコアに持ち込みたい。神宮を制した明徳義塾はエースの市川が県大会から全試合を投げ抜いた。甲子園でも鉄腕ぶりを発揮したい。関東を制した中央学院は4番でエースの大谷に期待がかかる。神宮での再戦となった明徳にリベンジだ。

③【(英明國學院栃木)―延岡学園智辯和歌山―富山商】

  • 英明の2年生エース黒河も県大会から全試合を投げ抜いた。堅守も持ち味に黒河を盛り立てたい。國學院栃木は水澤、渡邊、宮継投で勝ち上がってきた。粘り強く接戦をものにしていきたい。延岡学園はエースの上野が投打の柱。打線は1番椿原がチャンスを作り4番小幡がしっかり還す。智辯和歌山の強力打線は今年も健在。秋には怪我で出場できなかった林も復帰。さらに勢いが増す。富山商はエースの沢田が強力打線を封じ込めたい。

④【智辯学園日大山形、下関国際―創成館

  • 智辯学園は秋公式戦打率4割を超える。2年ぶりの頂点を狙う。日大山形はエース佐藤は秋の公式戦で安定したピッチングをみせた。2年生キャッチャーの渡部が上手くリードしていく。下関国際は昨夏甲子園に出場したレギュラーメンバーが7人残る。鶴田が投打の大黒柱として活躍する。神宮準優勝の創成館は川原、七俵、伊藤、戸田とタイプの違う投手が揃っている。26盗塁を記録した足も武器に勝ち上がる。

⑤【(明秀日立―瀬戸内)―高知、大阪桐蔭伊万里

  • 明秀日立は本格派右腕細川が投打の柱。ショートの増田は好走守三拍子揃う注目内野手瀬戸内は中国大会1試合4本塁打を放った門叶が中心。甲子園でもアーチを描けるか。高知はエースの中屋が安定した投球を見せた。キャプテンが怪我で不在の中チームを引っ張りたい。大阪桐蔭は投打に隙が無い。盤石な試合展開で連覇を狙う。伊万里のエース山口修は制球力が武器。自分の投球をしっかり貫いていきたい。

⑥【花巻東東邦彦根東慶應義塾

  • 花巻東は2年生投手西舘に期待がかかる。一冬越えどれだけ成長したか。東邦は秋季大会打率.398、23本塁打、53盗塁と圧巻。エース扇谷をしっかり援護する。彦根東は昨夏甲子園のマウンドも経験している増居、原が残る。経験値も武器に再びマウンドで躍動したい。慶應義塾はサウスポーの生井、渡部を中心に接戦を勝ち上がる。

⑦【(由利工―日大三)―三重、乙訓―おかやま山陽】

  • 由利工のエース佐藤亜は注目投手。ロースコアに持ち込み粘り強く戦いたい。日大三、伝統の強打は今年も健在。投手陣も二刀流の中村、2年生ながら最速145を誇る井上が締める。三重は右サイドの福田が秋季大会で活躍。速球派右腕定本が復調すればさらに幅が広がる。乙訓は右の川畑、左の富山の二枚看板が安定。初出場の勢いそのままに戦っていく。中国覇者のおかやま山陽は中国大会決勝で9点差を逆転勝ち。打率4割を超える選手が4人おり、どこからでも点が取れる打線だ。

⑧【松山聖陵近江星稜―富島】

  • 松山聖陵は身長190センチの土居がエース。一冬越えて未完の大器がどれほど成長したか。近江は4番北村を中心に強力打線が武器。林、金城の継投で逃げ切る。星稜は2年生エース奥川の好投に期待がかかる。聖地でも三振を量産できるか。富島は2番のキャプテン中川は秋季大会打率.553を記録。キャプテンを起点に九州大会の勢いを再現する。