富士大は来年ドラフト上位候補にも挙がっている左腕、鈴木翔天(向上・3年)が先発。この試合も140を悠々超すストレートを投げ込みます。
対する東洋大は初回、2番竹原(二松学舎・3年)が変化球を見逃し三振。しかしこれをキャッチャーが取れず、振り逃げで塁に出ます。3番古田(天理・4年)には死球で1アウト1、2塁とチャンスを作り、4番西川(浦和学院・4年)に回します。鈴木翔は、西川にストレートでカウントを稼ぎ、最後は変化球を振らせ、三振に取ります。
鈴木翔天(富士大)vs西川元気(東洋大) pic.twitter.com/GgT2MH19H8
— きゅーいち (@kyuichi46) 2017年11月12日
2アウトとなり、5番原澤(前橋工・4年)が詰まりながらもセンター前へ持っていき、2塁ランナーが生還。東洋大が先制します。
先制した後の東洋大、先発はエースの右腕飯田(常総学院・4年)。追いつきたい富士大は初回、先頭の嘉瀬(弘前学院聖愛・2年)がセンター前ヒットで塁に出ます。しかし、飯田の得意の牽制で1塁ランナーの嘉瀬はアウトとなりチャンスが潰します。
東洋大は2回、先頭の7番津田(浦和学院・2年)がセンター前ヒットで出塁し、四球とバントなどで2アウト2、3塁とすると、2番竹原がセカンド内野安打で2点目を入れます。
続く3回には2アウト1、2塁のチャンスで8番宝楽(PL学園・4年)が走者一掃のタイムリー3ベースを放ち、鈴木翔から3回で84球を投げさせ4点を奪い、マウンドから降ろします。
東洋大、先発の飯田は140中盤のストレートを軸に富士大打線に的を絞らせません。4回は1アウトから4番三浦(盛岡大附・4年)を変化球で見逃し三振。5番佐藤(北海・3年)はストレートで見逃し三振を奪い、4回5奪三振無失点で終えます。
東洋大は5回にも5番原澤のホームランで5点目をいれます。
このままでは終われない富士大はその裏。1アウトから7番濱(佐久長聖・3年)がレフトへのヒットで出塁すると、8番片野(佐野日大・4年)もライト前ヒットでチャンスを広げます。2アウト後、1番嘉瀬がレフト前のヒットで2塁ランナー濱が生還、富士大が1点を還します。
6回からは富士大は3番手の左腕佐々木(木造・3年)がマウンドに上がります。この佐々木も左腕ながら140を超えるストレートを投げ込みます。
その佐々木から東洋大は1アウト1、2塁のチャンスを作ると、4番西川がレフト線へのタイムリー2ベースで2点を追加。とどめは5番原澤の2打席連続となるレフトへの特大2ランホームランで9点目を挙げます。
東洋大はその裏からは飯田から、こちらも来年ドラフト候補に上がる甲斐野(東洋大姫路・3年)がマウンドに上がります。甲斐野も140中盤のストレートでぐいぐい押していき、4番三浦、6番小林(仙台育英・4年)から三振を奪います。
甲斐野央(東洋大)vs小林遼(富士大) pic.twitter.com/9Vyu4gkfrE
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最後も甲斐野が締め、7回コールドで東洋大がベスト4進出を果たしました。
東洋大 112 014 0|9 飯田(5)、甲斐野(2)
富士大 000 010 0|1 鈴木翔(3)、加藤(2)、佐々木(1)、平野(1)
東洋大 打安点 富士大 打安点
6 田中将 400 7 嘉 瀬 421
(H) 中 川 100 9 長 田 300
(4) 蛭 間 8 楠 300
8 竹 原 421 3 三 浦 300
7 古 田 100 5 佐 藤 210
2 西 川 422 2 小 林 310
5 原 澤 434 4 濱 320
3 佐 藤 210 6 片 野 310
(H3)若 原 100 1 鈴木翔
6 津 田 310 (H)南 湖 100
9 宝 楽 312 (1)加 藤
1 飯 田 200 (H)伏 見 100
(1) 甲斐野 100 (1)佐々木
(1)平 野
(H)富 永 100
投手成績
東洋大 回 安四三責 富士大 回 安四三責
飯 田 5 6051 鈴木翔 3 5343
甲斐野 2 1130 加 藤 2 2211
佐々木 1 3124
平 野 1 0010